行ってきました! 4 (金沢 21世紀美術館)
金沢 21世紀美術館
今年のお盆は何処に行こう?渋滞に巻き込まれたくないから電車移動で、でも移動時間が長過ぎるのは疲れるから、片道4時間以内で、でもどっかに行った気分になれる場所は何処?
と、夫と話した結果!彼は行った事がない「金沢」に決定!大阪からサンダーバードで2時間半の距離です。
目的は、美味しいご飯と「21世紀美術館」お盆だけど、宿と足さえ確保できれば、猛暑だけにさほど混雑してないんじゃない?と考えたのが甘かった!
到着した「21世紀美術館」は、ズラーッと人が並んでいました。
正直、えーっ!!こんなに混んでるの!!!とびっくり。何故なら!東京からの新幹線が通る前に訪れた時は、平日だったこともありガラッとしていたのです。
入り口の長蛇の列には「ここが最終尾です」のプラカードを持ったスタッフさんが。聞くと、チケット購入に現在50分待ち!時間をずらすか、チケットをコンビニで買って来てくださいと言う話でした。
恐るべし、お盆!恐るべし金沢!
金沢在住の友達が、新幹線が出来てから近江町市場の海鮮丼は値上がりするし、ホテルも驚く金額設定になっちゃったし、もう凄いよ、と言っていたのを思い出しました。
と言うわけで、これから訪れる方にお役に立てるかもしれない情報をまとめてみます。
21世紀美術館を訪れて、入り口に長蛇の列が出来ていたとしましょう。その列は、入るための列ではなく「チケットを購入するための行列」だと考えて良いと思います。お盆の一番混んでいる時期でもチケットさえあれば、全く並ばずに!!入場できました。どうもチケット販売方法にもんだ・・・いえ、多くは語りませんが、とにかく!「サクっ!と入りたい」のであれば、事前購入がオススメです。
コンビニ(ローソン、セブンイレブン)で日本中何処でも買えます。
私のように、美術館に行ってからスタッフの案内に従って「ここから徒歩4分ぐらいのローソンで買えますよ」のローソンまで往復しても、50分並んで美術館仕様のチケットを購入するより早いです。
ただし!常設展示は無料エリアが多いです。「21世紀美術館といえばこれ!」と言う「スイミング・プール」を上から見るだけならチケットは不要です。ただ、どうせ来たならプールの中から上を見上げたいですよね。このページの「どんな作品があるの?」を読んで貰えればと思いますが、どうせ行くなら特別展&中からのプールをお勧めします。
自家用車でのアクセスは美術館のサイトを見て頂くとして、金沢駅からバスでのアクセスです。金沢駅から美術館まで、バスで12分。料金は200円です。
最寄りのバス停は「香林坊」です。が!このバス停、最寄りとは思えない(苦笑)美術館まで結構あります。バスを降りて、変な「輪っかと足」のオブジェ側に信号を渡り、左手、百万石通りを進みます。このオブジェ「走れ!」と言う名前だそうです。
夫は21世紀美術館がらみじゃない?と言っていましたが、若干腑に落ちない(笑)
てくてくと歩いていくと、金沢市役所が現れます。
21世紀美術館を目指す人は多いんだから、もっと近くにバス停があればいいのに!と思って歩いていると、美術館前に「21世紀美術館」と書かれたバス停が!!
でも、このバス停。「金沢ふらっとバス」と言うバスのバス停でして、金沢駅からのルートではここには辿り着きません。香林坊からは乗れますが、そんなの意味ないし!!というバスでした。。。
と言うことで、最寄りバス停「香林坊」で降りても、美術館は全く見えません。ちょっと歩きます。上り坂です。高齢な方との旅の場合、歩くのが大変と思われる
場合はタクシーで行った方が無難かもしれません。
因みに、兼六園は美術館のすぐそばで、兼六園の向こうには金沢城があります。
恒久展示は次の10です。有名なのは「ブルー・プラネット・スカイ」と
「スイミング・プール」だと思います。華やかな花の和の模様を壁一面に描いた「市民ギャラリー」は2018年8月時点では改修中で何もありませんでした。
美術館は、行ってみて驚くのが楽しいので実はあまり紹介すべきでないと思っていますが、一部の主な作品をご紹介します。
★ブルー・プラネット・スカイ 作:ジェームズ・タレル
タレルは直島にも作品を多く提供しています。私の好きなアーティストです。彼の作品は五感に訴えるもので、その場に行かなければ体験できません。
「ブルー・プラネット・スカイ」日本には直島と金沢に同じ作品があります。四角い部屋の中には壁沿いにベンチ。入り口以外4辺にそってベンチが設置されています。そして、天井の中央は正方形に切り取られて降り、空が見えます。
この作品は、その日の天候によって一刻一刻と変化して行くのです。いつも何気無く見上げる空。こうして切り取った天井の上にある空を見上げると、なんだか違って見えてくる。鳥が横切る。雲が動く。夕暮れの色に染まる。ベンチに座って、ゆっくり空を見上げる。体験して見てください。
★スイミング・プール 作:レアンドロ・エルリッヒ
「21世紀美術館」といえば、この画像の露出が多いのではないでしょうか。無料鑑賞エリアでは、この部分を見ることができます。
プールなのに、何故か人が歩いているのが見える。。。何故?!
見て見ると簡単な仕組みなのに、この発想が面白いんですよね。
チケットを購入すると、今度はこのプールをしたから見上げることができます。
人がどうしても写り込むのでお顔をペイントさせていただきましたが💦上の人と下の人がお互いに「おおっ!!」と思う楽しい作品です♪
★雲を測る男 作:ヤン・ファーブル
21世紀美術館の屋根に立って、彼はずっと雲を測っています。独房で鳥類学者になった実在の囚人にインスピレーションを受けて作られた作品です。空に向かって定規を掲げています。
★カラー・アクティヴィティ・ハウス 作:オラファー・エリアソン
色の三原色、シアン、マゼンダ、イエローのガラスの中に入り、色の変化が体験できます。
今回私が訪れた時には「起点としての80年代」という特別展が開催中でした。夫は船越桂さんの彫刻に魅入られていました。彼の作品と向き合うと、目が離せなくなりますね。その他、久々に観た森村泰昌さんの作品が私的には面白かったです。
「21世紀美術館」は金沢市民の憩いの場としての機能を果たしている素敵な場所です。なにせ、私の金沢在住の友達は、時々タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」に座って待ち合わせをしたり、ぼーっとしたりしてると、なんとも贅沢な事を言ってますから!数年前、私と一緒に美術館に行くまで、チケットを買ったことがなかったそうです(笑)
「そうだ、金沢に行こう!」と思ったら、ぜひ足を運んでみてください。
次回は、「金沢を食べる!」と言う事で、今回の旅で訪れたお店をご紹介したいと思っています。