かんたん美味しい 33(炊き込みご飯)
炊き込みご飯
私ごとですが、私の母は東京生まれで東京育ち。そして、夏休みになると私を連れて長期の里帰りをしていました。東京のおばあちゃんの家に着くと、毎回待っていたのがこの「炊き込みご飯」です。パンダの飾りのついた私専用のお箸と、この炊き込みご飯が、私の東京での夏休みの思い出です。
うちの祖母はほとんど料理をしない人だったのですが、この炊き込みご飯とあさりのバラ寿司だけは作っていました。母からこの味を引き継いだのですが、祖母と母の炊き込みご飯に私はアレンジを加えまして。。。二人とも、実はだしをとっていませんでした。醤油と味の素だけの味付け(笑)干し椎茸から良い味が出るので、ありかと思いますが。
でも私は一番だしを使っています。二人はお醤油も、私よりもっと多めだったかも。特に祖母は味見をしない人で、色しか見ていませんでした。
案外「一番だし」なしで、醤油と味の素だけで美味しいのかもしれませんが、怖くて私はしていません。。。3合のお米でそのチャレンジはちょっとできないかなと。。。。二人から抗議の声が聞こえてきそうです(笑)
今回は「干し椎茸」を使っていますが、なければ「油揚げ1枚」とチェンジ可能です。味は変わりますが、それはそれで美味しく食べられました。油揚げですが、面倒な湯通しはせず、お湯で押し洗い程度で大丈夫です。できるだけ細い細切りにしてお使いください。濃いめの味が好きな方は、お醤油を心持ち多めでも良いかと思います。
★材料★(3合)
米:3合
鳥もも肉:200g程度
干し椎茸:2、3枚(なければ生椎茸でもOK)
人参:1/3~1/2本
たけのこ:適宜(お好みで)
醤油:大さじ3杯
一番だし:500cc
<一番だし>
鰹節:3g
昆布:3g
水:600cc
★作り方★
(1)一番だしをとる。鍋に水、昆布を入れ、中火にかける。沸騰させず、昆布がのびたら、鰹節を入れてすぐに火を止め冷めるまで放置する
(2)(1)のだしをこす。私はお菓子作り用「フルイ」でこしています。
(3)人参、たけのこを小さめの短冊切り、しいたけを薄切り、鶏肉を食べやすいい大きさに切る。
鶏肉は熱で縮むので、小さすぎると存在感が薄くなります。。。
(4)米をとぎ、一番だし500ccと醤油大さじ3を入れる
(5)具材をお米の上に満遍なくのせる
(6)炊飯器の設定に「かやくご飯」のコースがあればそれを選び、なければ普通の炊飯コースでスタート。できれば完成です!
この炊き込みご飯は、翌日のお茶漬けも美味しいです。祖母の家ではほうじ茶でお茶漬けしていましたが、我が家では「お湯漬け」にしています。お湯を入れて、ちょい足しでかけ醤油。美味しいですので、ぜひお試しを!