柴犬あきとの生活 103
尻尾も体の一部ですよ?
あきの散歩は相変わらず「くんくん探偵」が出没して、あっちでクンクン、こっちでクンクン。丁寧に公園の草の匂いを嗅いでいます。
とにかく丁寧に、丁寧に匂いを嗅いでまわります。今日も情報収集に余念がありません。私には全くわかりませんが、恐らくあきには何匹の犬が今日ここを通って、どんな道を散歩したのかが分かるのでしょう。前回来た時に嗅いだ匂いとの照合もしているのかもしれません。歩いては止まり、歩いては止まり。その繰り返しです。
そうしている間に、すっかり日が暮れて来てしまいました。
私の帰宅が遅かったので、スタートがそもそも遅かったのですが、暗くなっては帰るしかありません。もっと歩きたそうなあきと仕方なく帰宅します。
帰宅後、玄関で肉球をペット用おしぼりで拭き、リードを外してあげます。急いで水を飲んだ後、あきが尻尾を追いかけ始めました。これは、欲求不満によるイライラ解消のような気が。。。やっぱり散歩が足りなかったのか、私の不在で欲求不満が溜まっているのか。。。
『もう!いつもいつも、なんで私にくっついてくるのよ!こうしてやる!!』
「あきちゃん、尻尾もあきちゃんの一部なんだから、噛まないの!」
あきの耳には全く届かず。アウアウ言いながら追い回しています。そのグルグルのスピードが凄いのです。しかも完全に敵視モードです!
あき・・・顔が怖いよ。。。
『もう!なんでついてくるの!!』
『本当、あんたしつこいのよ!!』
あ、あきちゃん!!その顔、凶暴!!歯をむき出すのはどうかしら。。。
『もう、いい加減にしてよ!』
あきのぐるぐるが止まりません!
『もう、クッション邪魔しないで!』
はぁ。。。どうしたものか。声をかけても全く止まりません。
急に座り込んで噛み付くあき。
そしてまた立ち上がり。。。
相手との距離を目測中。
『そこにいるのね。もう許さないから!!』
あきちゃん!!!
勢い余って座り込み。。。
そして今度は逆回り。
ひとしきり噛んでようやく落ち着いたようで。。。
「あきちゃん、あきちゃん尻尾ちゃんはあきちゃんの一部なの。離れないの!追いかけてくるんじゃなくて、尻尾もあきちゃんなの」
と説明しても、じっと見るばかり。。。
でもひとしきり暴れて落ち着いたようです。
犬が自分の尻尾を追いかける理由は、ストレス、飼い主の気をひくため、退屈しのぎ、不快感からなど、いろいろな理由が言われています。うーん。あきのこれはストレスなのかしら。ごめんね。お留守番辛かった?
それにしてもあきちゃん、あんなに噛んで痛くないの?