柴犬あきとの生活 184
お帰り!
久々に、あきの居ない朝がやってきました。
京都亀岡の旅館で迎える静かな朝です。が!あきが気になって早速父にメールです。
『あきは元気?』と質問すると、すぐに『元気だよ』との返信が。良かった良かった。
階段落ちの影響は全く無く済みました。
さて、亀岡を後にして、今日は京都市内に出ます。と言っても、人混み嫌いな私たち。しかも簡単に来られる京都(と言うか、私は大学時代4年間京都に通ってました)だけに、お昼食べて帰ろうか、ぐらいの力の入らなさ。我々にとっては定番の三条寺町の「スマート珈琲店」を目指します。
途中、道路脇にこんな溝蓋を発見!
「私、って何?私道ならぬ、私溝?私蓋??」
流石京都、謎です!
スマート珈琲はいつもちょっと行列が出来ている人気の店ですが、ランチタイムの行列は、ほぼ全員2階で提供されているランチ狙いの人達。それを知っている我々は、喫茶エリアを狙います。少し列に並んでいると出てきてくれるスタッフさんに
「喫茶で!」
「お二人ですね、どうぞ」
と言われてすぐに入れるのがいつものパターン。お茶の時間にはもちろん喫茶エリアの行列になっているので待たされますが、基本的にお昼時には喫茶利用にするとすんなり入れます。
今日もあっという間に入れたね~と着席。私の好きなメニューは、フレンチトーストですが、今日はあえてハム、卵サンドを注文しました。
因みにフレンチトーストは最初食べた時には小躍りして、幸せを満喫しました!
ここのプリンも手作りの懐かしい味で美味しいです。でも今日はサンドイッチ!
この、分厚い卵が美味しい~っ!!!昭和レトロな店内も、この味も本当良いお店です。
本日も満足して、スマート珈琲を後にします。
それでは、さぞかし待ち構えていると思われるので帰ってあげますかと早々に京都から引き上げます。父も元気いっぱいの子供に疲れている事でしょうし(笑)
帰宅して、リビングのドアをそっと開けます。
「ただいま!あれ?居ないよ?」
すると急いで駆け出してくる音が。どうやら帰宅を察知したあきは、待ちきれずにあっちのドアとこっちのドアを行ったりきたりせわしなく駆けずり回っていたようで、ドアを開けた時には逆のドアで待っていたのです。
「あきちゃん、ただいま!!」
私のお腹をめがけて飛び上がったあきは、ピーピー言いながら飛びかかかって来ます。
ピョンピョン、ピョンピョン、飛びながらキューキュー、ピーピー、鼻と喉から音を出して喜んで居ます。ひとしきり喜んだ後、次は夫の元へ。
お腹を出して撫でてもらうつもりなのかと思ったら、視線はまた私へ。
喜んで撫でて貰いながらも方向転換!
駆け出して私のところにまた来ました。
「ピーピー、キューキューっ!!」
なぜこんなにピーピー音がしているのか、きっと鼻が鳴ってるんでしょうが本当にピーピー言うのです。
「あきちゃん!ただいま、ただいま!わかったよ!!」
するとまた夫に戻る!
ああ、せわしない!!(笑)
二人の間を行ったり来たり繰り返し、テンションマックスのあきのお帰りセレモニーが続きました。
漸く一息ついたら、今度は夫にかまって攻撃。その様子を撮影し始めると、音に反応したあきがカメラ目線でこちらを見ました。
『撮ってるの?』
とでも言っているようです。でも直ぐに夫の膝をカプっ!
「こら!あき!!」
あきは構って欲しいと、とにかく夫の膝を噛むのです。
「こら、ダメでしょう!!」
『嫌~離して~!!』
「噛んだらダメ!」
漸く離してもらって、また膝を見つめるあき。狙って居ます。
「あきちゃん、噛んだらダメよ!」
『何さ、ちゃんとお留守番してたんだから、これぐらいいいじゃない💢』
眉間にシワが寄ってるみたいに見えますよ、あきちゃん。
まあ、とにかく退屈して居たことは間違いないので、ここで魔法の一言。
「あきちゃん、散歩行く?」
『行く~~~~!!!』
『お散歩、お散歩!!!行く行く!!!』
喜んでピョンピョン早く動き過ぎて、画像がブレブレですよ、あきちゃん。
『散歩、ほら、散歩行くよ!早く早く!』
待ちきれないよね、あき。
あきに促されて、帰宅後休む間も無く散歩へ。
真剣な顔で横断歩道で信号待ちをして居ます。
あきは車が気になって仕方ありません。ちゃんと信号は待てますが、行き交う車一台ずつに飛びかかろうとする癖があり、これは我々の不安要素の一つです。なにせ、あきのお母さんは交通事故にあって骨盤を骨折した子なのです。あきが車に向かって行こうとするのは、もしかすると母親譲りなのかもしれません。本当に気をつけねば。
さて、今日もツツジの横を通ります。綺麗に咲いています。
次は菖蒲。
柴犬だけに和の花が似合う!と思うのは飼い主だけでしょうか?
あきと散歩に出るようになってから、季節の移ろいを楽しむ機会が増えました。
お留守番で退屈していたあきを満足させる為、まだまだ散歩は続きます。