柴犬あきとの生活 29
ごはんください!
子犬らしく遊ぶのも寝るのも大好きなあき。なのにごはんだけは興味がないのは何故???
そんなあきにも遂に変化が!
いつものようにごはんの時間になっても、特に欲しがるでもなくずっと遊んでいたあきが、突然夫の口を舐め始めました。
「あきちゃん、どうしたの?そんなに舐めてくれなくていいよ」
と言ってもあきはいっこうに舐めるのをやめません。
「どうした?あきちゃん?」
すると、自分のお茶碗の前に移動。
これは何かを訴えています。
更に、ドッグフードのある台所への扉の前に行き、立ちあがって扉を前足でかりかり。
「え?」
これには夫婦共々驚きの声をあげてしまいました。
「あき?ごはん?ごはん欲しいの?」
「口を舐めてご飯って言ってるんだこの子!!!」
「しかも見事な誘導!!!絶対ごはんだよ!!!」
待ってるあきに、お茶碗を持って近付くと喜んでとびかかってきました。
あきちゃん〜。あなた今、私に正解!って言ってるよね(笑)
「あきちゃん、ぽんぽんちゅいた?」
完全なる赤ちゃん語で語りかけると、あきは小躍り。
「そうか、お腹空いたの〜」
あきはご飯の用意をする私を見ながらきちんとお座りして待っています。
「あきちゃん、賢いね〜」
ああ、この子も喋れないのにちゃんと言いたいことを伝えてくる子になってきましたよ。先代ナナも見事でしたが、あきもちゃんとコミュニケーションを取ってきます。
因みに先代ナナは私がごはんを忘れた時に、自分のお茶碗を口で咥えて投げて来た事がありました。お散歩に行きたい時には顎から胸までをピトッと私の背中にくっつけてねだったものです。それでも動かないでいると、両手を私の両肩にかけておぶさり「ねえ、連れてってよ〜」をしていました。雨の日はそのままナナをおんぶして、玄関に行き頭を少し雨で湿らしてあげると、「ああ、雨か」と納得してして大人しくなったものです。
あきもこれからどんどん色んなサインを生みだして伝えて来るのでしょうね。楽しみです。
「はい、あきちゃん。おすわり!」
食べたい!という表情でおすわりします。わが家に来て3週間経って漸くごはんリクエストが入りました。順調に成長しているので心配はしていませんでしたが、子犬たるものごはん、ごはんとならなくては。
あきちゃん、食に興味が出て来て良かったね!