柴犬あきとの生活 54
初めてのおやつ
ペットグッズ売り場に行くたびに気になっていた犬用おやつ。早くおやつを使って色々教えたいなぁと思って見ていましたが、残念ながらどのおやつの袋にも「生後3ヶ月から」の表示が。3ヶ月、3ヶ月と思って過ごし晴れて3ヶ月がやってきました。
どれにしようかな〜最初だしなぁと選んだのは犬用乳ボーロでした。普段からあまりドッグフードに熱心じゃないあきですので、おやつでお腹がふくれては大変。というわけで、小粒なおやつをセレクト。
袋から5粒ほど取り出し、あきを呼びます。
「あきちゃん、あきちゃん。いいものあげようか。おいで!」
なになに?とあきが前まできました。
「ほら〜。あきちゃん、これなにかな?」
ふんふん、ふんふん匂いを嗅いでいます。そして
「美味しい口しちゃうの!」
あきがぺろっと自分の唇を舐めました。欲しい食べ物があると必ずあきがする「美味しい口」です。
「あきちゃん、はいどうぞ」
初めてなのでとりあえず味見させてあげましょう。もらったあきはパクッと食べるかと思いきや、一旦口に入れてから床に転がし、そしてまた口に入れてようやく食べ始めました。さすが用心深い!
カリカリと良い音をたて、食べ終わった瞬間
『美味しい!!!!!』
となったようで、スイッチが入ったようにもっともっととなります。
やっぱりね〜乳ボーロ大好きだと思ったのよ。
ここで夫にバトンタッチ。もう夫しか見ていません!
「あきちゃん、おすわり!」
早いおすわりだな〜(笑)ご飯の時の2、3倍のスピードでスタッとあきがおすわりしました。わかりやすい!!!
真剣なあきに夫が教え込もうとします。
「あきちゃん、これがお手」
突然手を持たれてちょっとびっくりしています
「こっちがおかわり。覚えてね、あきちゃん」
柴犬に多いようですが、あきは手を触られるのが苦手。でもお手とおかわりは教えねば!「はい、よし!」
手のひらの乳ボーロをようやくもらえました。
もう食べちゃったのかと思いきや。。。
あれ?まだ口の中にあったの?また一旦出して様子を見てるようです。用心深すぎ!!!(笑)
何度かこのやり取りを繰り返し、予定していた乳ボーロ5個はなくなりました。
「あきちゃん、おしまい!」
『えーっ。もっとないの?』
あきちゃん、積極的!
『もっとあるでしょ?ねえねえ』
「ほら、おしまい!無いでしょ?」
両手を見せるとくんくん、くんくん匂いを嗅いでいます。
『ねえ、おすわりしたよ?』
「あきちゃん、終わり。美味しかったね!またあげるから」
それでもあきは諦めきれないようで。。。
『ねえ、さっき乳ボーロの袋、あの棚の上においたよね?』
『まだあそこに沢山あるの知ってるんだ』
「あきちゃん、終わりよ!おしまい!」
と声をかけるも、棚の下から見上げてまだ名残惜しそうにしています。賢すぎる!!ちゃんと見てます。本当によく観察しています。ああ、ついに棚に手をかけました。
「あきちゃん、おしまい!」
漸く諦めたようで、平べったく寝そべりました。
「あきちゃん、またあげるからね」
『あ〜あ。もっと食べたかったなぁ』
あきちゃん、早くお手を覚えようね!