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柴犬あきとの生活 163

ドライブしましょ その1

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以前から我々夫婦の間で計画していたことがあります。それは、あきを車でどこか楽しいところに連れて行ってあげる事。

あきが車に乗る時、いつも行き先は獣医さん。そして、先月は避妊手術まで受けさせられたので、もうすっかり「車=嫌なイメージ」になっているに違いない。それを払拭せねば!と少し前から話していました。

 

あきと私たちの初ドライブは、彼女が我が家にやって来た時で1時間程度の移動になりました。そして、次に車に乗せた時、彼女はどこか別の人に渡されてしまうのではないかと思っているような、こちらが悲しくなるような諦めと緊張した面持ちになりました。

生後、お母さんと一緒に保護犬の施設にいる間、あきは預かりボランティアさんの家を転々としていたせいか、「車に乗せられる=誰かに渡される」という「経験」になっていたようです。そんなあきを、まだ赤ちゃんなのに、色々経験して来たのねと心で泣きながら抱きしめたものです。

2回目の外出の後、家に戻ったあきはそれはそれはホッとした表情でした。それ以来「私はこの家の子になったんだ」という安心を手に入れたようです。

 

3回目の車での外出の時には、前回のような緊張はなくなりましたが、それでも行き先は獣医さんなので、決して楽しいものではなく、以来彼女は車が好きではありません。

という訳で、あきの車のイメージを払拭できるように、少し遠出しての散歩を計画。まだドッグランは早いので、犬が入れるお寺に連れて行く事にしました。

 

「あき、お散歩よ~」

散歩は嬉しいのですが、相変わらずリードを付けられるのが嫌なようでこの表情。

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怖いよ、あきちゃん。

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「あき、噛まないの!!」

どうにもリードが気持ちが悪いようで、体をプルプル

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表に出て『さ、公園に行くぞ!』と彼女は思ったのですが、なんと家のガレージの方に私たちがあるいて行くではないですか!

という訳で、既に『え?車に乗るの?嫌っ!!絶対嫌っ!!動かないもん!』のポーズです。

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「あきちゃん、ほら、怖いところに行く訳じゃないから!」

『車は嫌なの!!!』

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必死に動かないように踏ん張ってます。ああ、もう!!

夫が運転席の扉の横まで引っ張って行きます。

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「ほら、あきちゃん。怖くないよ」

壁にくっついて立っているあき。

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結局夫に抱え上げられて運転席に入りました。

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すでに表情がこわばっています。

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「あきちゃん、大丈夫よ!病院じゃないよ?もっと楽しいところだから!」

『絶対嫌なところだもん。知ってるもん。車に乗ると全然楽しくないことが待ってるんだもん』

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ああ。ものすごく落ち込みモードになってますね。楽しい散歩が病院になったと思って凹んでます。

そんなあきを助手席に座った私が受け取りました。

「あきちゃん、そんな顔しないの!」

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いざ出発!ですが、あきは相変わらず浮かぬ顔。

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しょんぼりしています。耳もたれています。

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そんな黄昏た顔しなくても。。。

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移動中、緊張のためあきの呼吸が荒くなって来ました。

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そして、大きなあくび!

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緊張したあきを乗せた車は、獣医さんとは違う方向に進んで行きます。

先代ナナは獣医さんへの道をよく覚えていて、獣医さんに向かっているとわかった瞬間から、車の中でキュンキュン泣き出したものです。あきもそのうち道を覚えるのでしょうか。

 

緊張したあきを乗せた車は目的地の駐車場へ到着。

「あきちゃん、着いたよ。降りようか!」

まだあきは緊張中です。

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車を全く降りようとしないあきを夫が抱え上げました。

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「ほら、あきちゃん降りて。お散歩するよ」

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今まで来たことがない場所に、あきはちょっと戸惑い気味です。

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「さ、あきちゃん。じゃあ、お散歩しよっか」

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ここで漸く病院ではないと分かって来たようで、道ゆく車に興味を持ち始めました。

『なんだ、散歩だったのか!』と思ったのかどうかは良くわかりませんが、急に元気になって来ました。

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足取りも軽やかに歩き始めます。

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『ねえ、ちゃんと着いて来てる?』

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振り向いて私を確認する余裕も出て来ましたね、あき。

『ぐずぐずしてると、置いてっちゃうよ?』

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この後、我々はお寺の境内であきの成長に、ちょっと翻弄される事になったのです!

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