柴犬あきとの生活 194
とにかく伏せる
ゴールデンウィーク中なので、今日も夫とあきの散歩に出ます。おっとがあきのリード、私がお散歩バッグ担当でいつもの公園を歩いていくと、いきなりあきが伏せました。
見ると、前方にご夫婦とボーダーコリーがいました。我々の方に向かっています。
「あきちゃん?」
声をかけてもあきは伏せたままピクリとも動きません。
最近、あきは散歩中他の犬に会うと伏せるようになって来ました。こうなると待ちモードに入って全く動かなくなります。相手が自分の所に来てくれるまで、伏せたままじーっと見つめるのです。
牧羊犬だった先代のシェルティー、ナナでは全く見られなかったこの行動。なぜ伏せる?
でも、このあきの「パッと伏せる」を見た犬の飼い主さんは大抵笑って側に来てくれるのです。
「あきちゃん、ほら立って!」
とリードを引っ張って動くように促しても馬耳東風。頑として動かず、相手をじーっと見つめています。
そして、近くまで来てくれるとすくっと立ち上がり
犬ではなく、女性の飼い主さんにご挨拶!!かなり好き好きモードに入っています。
「はいはい、よしよし!!」
「あ、あきちゃん、飛びかかったら汚れちゃうから!」
「いいですよ、大丈夫大丈夫!」
犬を待ってると思いきや、まさかの飼い主さん待ち!しかも女性好き!!
ひとしきりご挨拶をしたところで、今度は犬にご挨拶。
落ち着いた大人のボーダーコリーです。
「ボーダーコリー、良いですよね。私、好きなんですよ。以前シェルティーを飼っていて、ボーダーを飼ってみたいと思ってました。賢いですよね~」
「いやぁ。うちはずっとボーダーなんですけど、それぞれに違うっていうか。前の子は本当に落ち着いてて賢かったんですけど、この子は本当に落ち着かなくて」
「そうですか?うちのはまだ7ヶ月の子供で、全然落ち着かなくて」
と、ここでまたあきがご挨拶。
「まだ子供のせいか、他のワンちゃんより飼い主さんの方に興味があるみたいで。すみません。人好きな子で」
でもやっぱり気になるのでボーダーに再度チャレンジ。
しかし相手にされず、また飼い主さんへ。
今度はご主人の方にもご挨拶!
人にとってもフレンドリーに見えるあきですが、実はかなり人を選ぶ子で、今日の飼い主さんは大好きモードのようです。苦手な人に場合には、全く近寄ろうともしません。何が判断基準になっているのかはっきりとは分かりませんが、犬好きな人は好き!と言っているような感じです。何かを感じ取っているのでしょう。
一方のボーダー君は飼い主さんの影に隠れてしまいました。
積極的にグイグイ来る子は苦手なようです。全く吠えず、ただ避けています。
「さっきこの子、伏せてましたよね?」
「そうなんです。最近何故か他のワンちゃんにあうと伏せるんです」
「かわいいわ~」
ここで挨拶を交わして別れます。
他の人&犬と交流できてご機嫌なあきを連れて再び散歩を再開します。
さて、あきは何故伏せるのか。それが気になりネットで調べたところ次のように書かれていました。
「散歩中に他の犬に会った時、敵意がないよ、と言うサインを伝えている、危険回避の行動」だそうです。
が・・・あきはどうやらそれとはちょっと違うのでは?と思う行動が、この後どんどん出て来たのです。危険回避?敵意がない?うーん。。。。それはまた追い追い。