柴犬あきとの生活 79
日常が戻りました
私の二泊三日の旅が終わり、あきに日常が戻りました。
さぞかし退屈していたであろう不在中の穴埋めで、早速散歩に出かけます。
いつもの散歩コース、家の近くの公園に行きます。
公園はアスファルトの歩道の左右が草原になっていて、土手のような場所もあるのですが、あきはとにかく草原と土手が好き。
基本的にアスファルトは歩きたがりません。
とにかく草原、土手!みたいな散歩になります。
最近では階段もこの通り。
すっかり散歩に慣れて来ました。
とはいえ、まだ溝の上のグレーチングは抱っこでないと越えられないのですが。。。
いつもの道を歩いていると、女の子とお母さん、そして小型犬に出会いました。
あきにとって、犬とのご挨拶初体験です。
鼻でくんくん、ご挨拶。あれ?思ったよりこの子大丈夫なのかも。よかった〜と思った瞬間、
「キャキャキャン!!」
突然あきが逃げ出しました。
「ごめんね、怖かった?」
何もされていないのに怯えたあきに、飼い主さんが声をかけてくれます。
ああ、もう拒絶モードになっている。
耳が後ろに行っています。
「あきちゃん、大丈夫よ!」
ああ、これはダメですね。
『大丈夫じゃないもん!怖いんだもん!』
リードを短くして、あきを引き寄せます。
「すみません。まだ散歩に慣れていなくて。初めて今日他のわんちゃんにご挨拶させてもらったんです」
と、説明する私の横であきは座り込み。
「ごめんね、怖かったね。じゃあね、さようなら」
お母さんと女の子、そしてわんちゃんが去って行きました。
みんなを見送るあき。
あきちゃん、リードに手をかけたままになってるよ。
あきちゃん。名残惜しいの?
「あき、怖かったの?大丈夫よ。怖くない、怖くない」
去っていくみんなを見送りながら、なんだか名残惜しそうなあきです。
でもまあ、とりあえず他の犬に挨拶したい!という子だということはわかりました。よかったよかった。
そして今日も家の門扉の前で座り込み。
「あきちゃん、何が怖いのか分からないわ〜」
仕方なく本日も抱っこで家の中へ。
帰ったあきはぐったりです。極度の緊張だったのでしょうか。
あきちゃん、今週は色々大変ね。でも今日からしばらく一緒にいるからね。今月は後1回、東京の友達と京都に一泊の予定があるんだけど。。。とりあえずはしばらく一緒だからね!
と思っていたその夜。一本の電話がかかって来たのです。