柴犬あきとの生活 106
落ち着かない
再び夫があきの目の前から姿を消しました。休日は二人で近くまで買い物に行くのが定番になっているので、あきは「もしかして置いていかれるのかも」というのと「もしかしてお散歩に連れて行って貰えるのかも」という2つの間で揺れ動いています。という訳で、先ほどから再びそわそわ。
気持ちが落ち着かないせいか、尻尾が気になります。
あきはちょっと気に入らないことがあったり、気持ちが落ち着かないときには尻尾攻撃が始まります。
尻尾を追いかけた後は、耐えきれずキュンキュン鳴きながら夫が入って来るかもしれない扉の前に移動。
立ちあがって扉を引っ掻いてみます。
それでも戻ってこないと、今度はこたつに移動。
こたつの中に入るのかと思いきや、中から自分のおもちゃを出してきました。
「あれ?あきちゃん。そんなところにパグちゃん隠してたの?」
投げて、と私におもちゃを渡してきました。でもおもちゃを持ってきたものの、気持ちは夫待ちのあき。再び扉の前に移動。
そしてもう一つのドアの前に更に移動。
訴えるように私をみています。
「あきちゃん、来ないね」
そして再び尻尾を追いかける。。。そしてキュンキュン悲しい声を出しています。
「あきちゃん、あきちゃん。鳴かないの。さみしいの?」
何でしょう。この夫への執着というか、後追いは。私がここに居るのに(笑)
すると今度は・・・
ズボッ!また私のフリースのポケットに顔を突っ込みました。
更に奥へ奥へと顔を入れます。
今回はお菓子を探しているというには長時間です。寂しさを埋めるように、顔を入れてじっとしています。
「あきちゃん、お顔入れると落ち着くの?」
暫く顔を入れてじーっとしたのち、漸くあきが顔を出しました。ポケットを見て何やら考えているようです。
そして再びズボッ!
どうやらポッケに顔を突っ込むのは、あきの精神安定剤みたいになりつつあるようです。
暫く顔を入れて満足したのか出てきました。出てきた途端に噛み始めるあき。もう!
「あきちゃん、出てきた途端噛むってそれはないんじゃない?」
そして再びズボッ!
またポケットに顔を突っ込みました。なんだろう。この行動。狭いところに入ると気持ちが落ち着くとかそういうことなのかしら。
すると、扉がガラッと開きました。
漸く待ち人来る、です。
ちょっと2階に行ってきただけなのに、まるで帰宅した時のようなあきの歓迎です。
二足歩行で夫にしがみついて離れません。
どれだけ甘えたなんでしょうか。すぐに遊んでモードになります。
さっき隠していたおもちゃで夫はあきの噛みを防御。
退屈しているようなので、お散歩に行きましょうかね。あきちゃん。