柴犬あきとの生活 71
苦労の甲斐あり!
あきのシャンプーを終え、タオルでの拭き拭きも乗り越え、遂にドライヤーにたどり着きました。さあ、ここからが一番の難関です!
前回は冬だし暖かい部屋で、と思いリビングでドライヤーをかけようとして大失敗。逃げる逃げる、小さな体でクネクネ逃げる!!捕まえるだけで一苦労でした。
同じ轍は踏まない!ということで、今回は狭い狭い脱衣場で温風機をつけた上で夫がドライヤーを持ちました。
「ブォー」
遂にドライヤーのスイッチが入りました。あきが警戒しています。
「あき捕まえる?」
という私に
「いいよ。狭いし、逃げても風がちゃんと当たるから。自由にさせてて。自然に乾いていくから」
と夫。という事で、あきが行くところ行くところに夫が温風を当てていきます。
おや?案外大人しくしてるかも、と思ったのもつかの間。狭い部屋で駆け回り始めました!その逃げ足の早い事!
しかし夫は慌てず騒がず、淡々とドライヤーであきの動きを捉えます。上手いなぁ。
すると、あきが私と壁の間に逃げ込みました。狭い隙間に頭から突っ込んで必死に隠れています。その背中に夫がどんどん温風をかけますが、私のフリースは完全にあきのバスタオルがわりに。。。
「あきちゃん、あなた乾いてきてるけど、私ビチョビチョになったわ〜あきちゃん!はまってないで出ておいで!!」
とほほ。
「あきちゃん、ほらこっち向いて!」
残念がら顔まわりはまだ結構濡れています。
すると今度は私にしがみつくあき。残念ながらしがみつき画像は近すぎて撮れず・・・というより、しがみつきが凄すぎて身動きがとれない!!
「あきちゃん、怖いの?大丈夫よ。ほら、乾いてきたよ。大丈夫大丈夫!」
完全に私の肩にしがみついています。ああ、いざとなると『お母さ〜んっ!!!』みたいになっちゃうんだ。あきちゃん、可愛すぎる。。。
「ちょっと、あきちゃん、こっち見てごらん」
逃げ回る後ろから温風をかけていたので背中は乾いてきましたが、前方は流石にまだ濡れています。二人で嫌がらない程度に抑えてドライヤーをかけていきます。
あきちゃん、あなたその顔、隙あらば逃げようと思ってるわね。
そうはいきませんよ。ここは狭いからすぐ捕まっちゃうよ。
逃げ場のないあきを二人で囲って温風をかけていきます。
「もう乾いたかな?」
「これぐらいならあとは自然乾燥でいけそうだね」
あきが乾くのと反比例してビショビショになった私。まあ、でも無事あきのお風呂は終わったし、今日は前回ほど苦労せず乾かすことができました。今日はあきに勝ちました!!ってフリースびしょ濡れにされて言う台詞じゃないか(苦笑)
『ねえ、もう終わったんでしょ?早く出してよ!』
はいはい。終わりましたよ、あきちゃん。今開けますよ。
床の掃除と着替えを終え、一仕事終えた充実感を覚えながらリビングへ。するとピカピカのあきが待っていました。
「あきちゃん!!」
「わ〜真っ白になったね!!!白い毛がピカピカしてる!!!よかったね〜」
気づかないうちに汚れてるものなんですね〜(笑)
ピカピカになったあきに夫婦揃って大満足。良かったね〜あきちゃん!