柴犬あきとの生活 129
もしかして横着?
手術の後、化膿止めの抗生物質をあきは処方されました。幸いな事に、あきは薬が全く気にならない子で、何をあげてもいたってスムーズに食べてくれます。
とはいえ、犬用に食べ易くなってる薬とは違う錠剤は流石に無理だろうと思っていたのですが、全く!もう拍子抜けなほど、全く!!問題なくパクパク食べてくれるのです。まあ、目立たないように日頃はあげない缶詰ドッグフードをちょっとのせてから薬を置いてはいますが、全く躊躇する事なく、ドッグフードの一つ、ぐらいの感じなのです。賢いと言うか、ちょっと鈍感というか。。。(苦笑)
今日もカリカリの子犬用ドッグフードの上に、青い錠剤とほんのちょっとの缶詰ドッグフードをセットします。あきはもうご飯を待っています。
先代のシェルティ、ナナは薬をあげると食べたふりをして、お茶碗を見ると薬だけ残っている、ということがありました。仕方なく、口を開けて、舌の上に薬をのせて、口を閉じさせ、飲み込むまで口を握って待つ、なんてこともあったのですが、あきは嫌な顔は全くせず、目の前でパックン、と食べてくれるのです。なんて楽な子なんでしょう!
あきは早くご飯が欲しいので、リビングにさっさと移動してちょこんとおすわり。
「あきちゃん、お手!」
今日は昨日できたばかりの「伏せ」までしてからご飯をあげる予定です。まずは、あきが嫌がる「お手」「おかわり」からスタートです。
手を触られるのが苦手なあきは今日も考え中。お手とおかわりが嫌なのではなく、とにかく触られたくないのです。
「ほら、お手は?」
触られたくないが為に、ちょっと手をあげて、触られる前にもう片方を持ち上げる。。。
そしてあっという間に顔がやって来ました。
「あき、お顔は要らないの!はい、お手!」
何でこんなに手を触れたくないのか・・・
そして私の手をカプリッ!
「噛まないの!ほら、こっち!」
嫌なのが滲み出ています。。。
そしてまたパクリ!
あんまりしつこいと嫌われるので、もうこの辺で「伏せ」に移りましょう。昨日初めてできた伏せ。今日はどうかしら。
「あきちゃん、伏せ!」
右手を出しました。
お手と間違えた?
おや?すっと伸ばしたまま、床につけました。もしかして、これは伏せになっていくのかしら?
おお!これは間違いなく、伏せへの序章!!!
そして・・・
伏せ完成!!!✨
昨日の伏せはマグレでは無かったと良くわかりました(笑)
「あきちゃん、できたね!!!賢いね!!はい、ご飯あげよう!」
まだあきは伏せをしたままです。いつも「待て」をしてからご飯をもらうので、じっと待っています。
もう伏せをやめてもいいのに、なぜそのまま?まあ、食べ始めれば立つでしょう。
「あきちゃん、よし!食べていいよ!」
え?伏せたまま食べるの?
あきちゃん、寝たまま食べると牛になるよ?
「あきちゃん、何で伏せしたまま食べてるの?」
「食べにくくないの?」
実はあき。結構お座りしたまま食べる事が多く、立って食べることが少ないのですが、まさか伏せもしたまま食べてしまうとは。このパターンは意外な展開です。
「あきちゃん、美味しい?食べにくくないの?」
流石に食べにくいと思ったのか、ズルズルっとなんだかお座り、みたいな格好になりました。
微妙に前かがみのおすわり。というか、中途半端に体を起こしたみたいなこの感じ。
もしかして、あきちゃん。あなた横着なのかもね。やっぱりちょっと変な子です。