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uretano雑記帳 その27

新型コロナウィルスの影響で思うこと

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連日の新型コロナウィルスの報道で心がお疲れ気味の方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。かくいう私も少々疲れてきて、最近テレビを消して静かな中で過ごす時間が多くなっています。(以前から1人で居ると結構無音の中で過ごしていましたが)
 
前回の雑記帳でスーパーの混雑ぶりに静かなパニックを感じると書きましたが、今では世界中にそのパニックが広がってしまった感じですね。
イタリア、イギリス。ドイツでもスーパーの棚が空になっている画像がSNSにUPされていますね。各国この売れてる品物に特徴というかお国柄がでていると思うのですが、1番驚かされたのがアメリカでした。銃弾の売り上げが伸びていると。一体何を想定しているのか・・・怖すぎます。
 
最近本当に日々世の中の様子が変化していて、ひとたびウィルス感染がひろがると、こんな風に世の中はなってしまうんだと認識させられる毎日です。
 
近所の幼稚園は休園はしていないのですが、親御さんが心配されているのでしょう。いつもの幼稚園バスには2人しか園児が乗っていませんでした。今日も帰りのバス待ちをしているのは3人でした。恐らく幼稚園全体で20人来ているかどうかだと思います。
 
思い起こせば、2月23日に夫とドライブに出た時に、スポーツジムの横を通り「ジムって感染者が居たら広まりそうな施設だよね」と話していたのですが、その後すぐにスポーツジムで感染が広がったとニュースがありました。やっぱりか。。。と思ったものです。
 
1人感染者が出ると施設が一時的に閉鎖される状況を見て、スーパーマーケットの店員さんがかかったら、スーパーも一時的に閉められるなと思っていたら、数日後また予想通りのことが起こりました。
 
スーパーがダメなら日頃便利に利用しているネット通販があるか、と思ったものの、配達の人が感染したらそれも無理になるなと思ったら、今日のニュースで宅配便の方の感染のニュースが入ってきました。
 
次々にじわじわと動きを封じられていく感じです。
 
飲食店が、お客さんが来なくて困っているという話しを聞き、自分の好きなお店が心配になりましたが、高齢の家族がいる上に、私自身軽い喘息があるので電車に乗ってお店まで行く、という事にリスクを感じてしまい、お店を支える事ができないというジレンマ。この騒ぎが終息するまでどうか持ち堪えてくれるようにと祈るばかりです。
 
また、ホテルの予約サイトを見ると、宿泊料金が物凄く安くなっていて、状況の深刻さを感じます。観光立国という言葉を良く耳にしていましたが、観光は平和な世の中でこそ成り立つものであり、今回のような事が起こるとあっという間に深刻な状況に追い込まれる事が良く分かりました。経済をそこに頼るのは、とてもリスキーな事なのだと感じさせられます。元からカジノを含むリゾート建設は反対派ですが、ますます必要ないと感じています。
 
そして劇場。演劇、オペラ、コンサート。芸術系の打撃は本当に深刻だと思います。本来ならアーティストを支えたい。
でも、実際ライブハウスでの感染拡大があったり、韓国、フランスでの感染拡大が教会で起こっていたりと、多くの人が集まる屋内はリスクがあると結果が出てしまっているだけに、劇場に足を運ぶ事が出来ません。。。
 
考え始めるとどこまでも暗い気持ちになってしまうのですが、こんな中にあっても違う視点も持ってみようと思うのが私でもありまして。
日常とは違う生活になっている今、世の中ではちょっと良い変化も起こっているのではないのかなと思ったりもしています。
勿論それは、経済的に追い詰められていない人たちに限っての話と言われそうなのですが。。。。
 
先日、琵琶湖ホールが無観客上演になったワーグナーの楽劇『神々の黄昏』を無料配信しました。このライブ配信がTwitterのランキングに入っていました。
この配信で初めてオペラを見た人も結構いらっしゃったのではないでしょうか。家から出られず時間がある今、初めて何かに触れる機会を得た人、出てきていると思います。
初オペラでワーグナーの指輪の最終章『神々の黄昏』は結構ハードルが高いと思いますが(笑)でもオペラを見ながら涙を流した小学生の男の子の話を読んで、これは素敵な出会いが訪れたんだなと思いました。
琵琶湖ホールの素敵な配信が、オペラファンの裾野を広げた可能性は大いにあると思います。今は大変だと思いますが、未来に対する種は撒く事が出来たのではないかと思っています。
 
また、活字離れと言われていますが、子供達には本を読む時間が出来ましたよね。図書館は閉まっているところもあるようですが、せっかくのこの機会に是非本にも触れて欲しいし、きっと本を読み耽っている子供たちもいると思っています。
子供に本を渡した親御さんもきっと多くいらっしゃると思います。本を読む力は、子供の頃につけておくべきものだと常々私は思っています。文字を通して自分でその世界を頭の中に構築する、想像力溢れるワンダーランドが読書ですよね。
 
ネットでも研究機関の有志が「科学技術の面白デジタルコンテンツ」を集めた特別サイトを公開していたり、Eテレが子供向け番組を流し続けていたりしています。大人も楽しめる内容です。きっと知らない事が沢山、宝の山のように置かれていると思います。
 
昔、ある作家の奥さんが「教養とは1人遊びが出来る事である」と言ったという言葉を今も覚えています。
ウィルス感染がきっかけで起こった事ではありますが、子供達がこの長い休校の間、その長い時間の中で夢中になれるような何かに出会い、新しい世界の扉を開く事ができたら良いのにと、願わずにはいられません。
 
そして私たち大人たちにも日常とは違うこの日々の中で、少し立ち止まって日常を見直しつつ、新しい何か素敵な発見や出会いがあればと思います。
 
ああ、それにしても数カ月前までの日常が、何とありがたかったことか。
どうか一日も早く終息してくれますように。
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