uretano雑記帳 その2
インフルエンザのお話し
(ゾフルーザ錠投薬)
本日は流行中のインフルエンザのお話です。
何故書いているかというと、
・インフルエンザ検査で陰性と言われたのに本当は陽性だった
・インフルエンザの薬は発症から48時間以内で無いと効かない
・検査の時、こんな状態だったらご用心!
という事が言いたかったからです。
先日、それは酷い目にあいましたよ。一番かわいそうだったのは感染者の夫ですが。
という訳で、ご興味のある方はご一読くださいませ。
インフルエンザ検査で陰性と言われたのに本当は陽性だった件
日頃元気な夫が、クリスマス直前に高熱を出して夜、帰宅しました。
彼の平熱は35度と低温ですが、検温したところ38度超え。食事もスープ以外受け付けず、すぐに就寝。運悪く、翌日は木曜日と普通の病院は休みの日でした。
仕方なくホームドクターではなく、近くの総合病院へ。朝になると37度8分程度に少し熱は下がっていたのですが、インフルエンザの可能性があるという事で隔離されて検査を受けました。
何度か私も検査を受けた事があるのですが、その時には医師による検査でしたが、何故かこの時検査に来たのは若い看護師さんでした。
熱で倒れそうな夫に付き添って待つ事3時間近く。(後に知りましたが、検査自体はすぐに結果が出ます)漸く診察となり、医師から言われたのは
「陰性です。風邪薬出しておきますね」
渡された薬は非常に一般的な「PL」でした。
今まで夫はインフルエンザにかかった事はありません。でも、関節の痛みと症状の酷さからして普通の風邪とは思えない。そしてその日の夕方。熱どんどん上がり、39度4分まで上がりました。これは普通の風邪では無いのではないかと思う、と二人で話し、再度医者に行こうと決めました。
金曜日の朝、ホームドクターの元へ熱でフラフラな夫を連れて行きました。
今度は、医師が検査を行い、診察中にすぐに結果が出ました。
「A型ですよ」
この時の納得!と落胆。。。昨日、長時間待たされた挙句のただの風邪扱いは何だったのか?
「発症から検査までの時間が短いと出ない事があるけど、前の晩からもう高熱だったんでしょう?」
「そうなんです。検査時には15時間は経過してたはずです」
「それだけ時間が経過してたらちゃんと検査出来てなかったとしか思えないね」
ここでまた夫婦揃って『やぱり!!!』でした。そして夫が一言。
「昨日の検査、全然痛くなかったんです。今、先生の検査は凄く痛かったから、昨日はちゃんと出来てなかったんでしょうね」
「インフルエンザの菌は、鼻の奥の方にあるからかなり奥まで入れないとダメなんですよ」
「昨日は全然届いていなかったと思います」
私も昨日検査時に隣に居て、痛がらない夫にちょっと疑問を持っていたのですが、ちゃんと検査出来てなかったのね!!!!(怒)でした。
「発症が水曜日の夜で、今が金曜日。インフルエンザの薬は48時間以内で無いと意味がないから、今飲んでギリギリかなぁ。とりあえず出しましょう!」
あんなに苦労して病院に行ったのに、誤診な上に投薬が効かなくなるほど時間を無駄にさせられてしまった。。。と本当に残念すぎるパターンに陥りましたが、投薬後は画期的に快方に向かって行きました。
余談ですが、我が家には高齢な父がいまして、インフルパターンを考え、夫は完全隔離していました。陰性と言われて油断していたら、とんでもない事になっていたかもしれません。私の叔父は去年、インフルエンザから肺炎を起こし亡くなったのです。本当に高齢者の方のインフル感染は命取りですので、皆様お気をつけください。
さて、投薬後。それまで全くだった発汗が始まり、熱はどんどん下り、食欲も少し出てきました。これが1日早ければ、39度超えを経験せずに済んだはずなのに!!!と夫が布団の中で悔しがっていましたが、まあ、とりあえず薬の効果が出て良かったです。
ところで、最近のインフルエンザ薬ですが、1回の投薬でOKなタイプが出ています。夫が処方されたのは、ゾフルーザという薬で1回飲んで終わりました。お陰様で、ゾフルーザと解熱剤で夫はどんどん良くなりました。
検査の時、こんな状態だったらご用心!
発症から1週間後。漸く出勤できるようになり我が家に日常が戻ってきました。でも、2018年のクリスマスは夫はインフルエンザ、私は看病で丸つぶれでした!(苦笑)
特に何も計画していなかったのでほぼ無傷でしたが。
それはさておき、私たちのような人をこれ以上増やしたくない、と思ってこのブログを書いた訳です。
という事で、まとめです。
インフルエンザ検査で、鼻の奥に入れられた綿棒(?)が痛くない場合は、届いていない可能性大です。普通は相当痛いですので、「ちゃんと届いていないみたいです」とその場で伝えてみてはいかがでしょうか?
薬は発症から48時間以内に飲んでください!!!もたもたしている時間はありません!!
という事で、これからインフルエンザの季節になります。皆様、お気をつけくださいませ。
※追加情報ですが、2019年11月現在、ゾフルーザは耐性菌(特に12歳未満の場合に多く見られる)の発生が問題となってきています。