柴犬あきとの生活 43
ボール取ってきて!
あきが生まれてから3ヶ月が経ちました。我家にやってきた1ヶ月前と比べると、随分大きくなりました。
先代のシェルティ、ナナは言葉を良く理解する犬だったので、あきも同じように育つようにと日頃から常に話しかけています。と言っても、意識して話しかけているというよりは、絶対この子は解る!と思って自然に話しかけているのですが。
おもちゃにも名前をつけておけば、何を言ってるのか分かるだろうと思い、おもちゃのぬいぐるみにも名前をつけています。あきが大好きなボールを持ってきた時にも「アキちゃん、ボール!これはボールね!」と言いながら投げてあげる事1カ月。
あきが遊んで欲しいという顔でこちらをみていたので
「あきちゃん、ボールは?ボール取ってきて!」
と言ってみました。
神妙な顔で聞いていたあき。
『うん、分かった!』
みたいな顔をして、立ち上がってトトトトとリビングを横断。
そして、戻ったその口にはボールが!
「あきちゃん!!!!!ボール分かったね!!!!偉いね!!!」
満足げに私の手にかぶりつきながらボールを「投げて」と渡してきます。
それ以来
「あきちゃん、ボールは?」
と聞くと、どこにあるのかちゃんと覚えているあきは迷うことなくボールを持ってくるようになりました。
本当に良くどこにあるのかを把握していて、こたつの中、台所の作業台の下、テレビの後ろ、あちこちから
「ボールは?」
と聞かれる度に咥えて持ってきます。
そういえば、先代ナナもおもちゃの場所を良く把握していました。時にはサイドボードの上にあるぬいぐるみを背伸びして持ってきたこともありました。
ああ、賢くてもやっぱりナナも犬だなぁと思ったのは、父のゴルフボールをこっそり隠してピアノのペダルの下に置き、確保していた時のこと。
「ナナ、遊ぼうか!」
と父に言われたナナは意気揚々とピアノの前に行き、ゴルフボールを咥えて帰ってきました。
「あ!!!ナナ!そんな所に隠してたのか!!一個足りないと思ってたら!!」
即、没収(笑)ナナちゃん、隠してたのに持ってきちゃったか!!でした。
遊びたかったのよね。ナナちゃん。
あきちゃん、ボールの次は何を覚えてくれるのかな?