柴犬あきとの生活 110
甘え上手なんです
父の膝に顎をのせてあきが眠っています。
あきを起こしたくない父はさっきからじっとしています。そろそろ足が痺れる頃かと思うのですが・・・
あきはスヤスヤ。そして父はそんなあきを「かわいいな~」という顔で見つめています。どうやら見ていて飽きないようです。
父はすっかりあきにメロメロになっています。本人に言ったら否定するかもしれませんが、とにかく可愛くて仕方がないようです。破顔一笑してあきを見ている姿を何度も目撃しています。まあ、この顔で膝の上で熟睡されたら、誰でもそうなってしまうかもしれません。
目が醒めると、今度は私の膝の上に顔をのせてコタツに入リました。
私もあきを邪険に下ろす気にはなれず、重たいなぁと思いながらじっとしてあげます。ああ。。。。みんなあきに甘すぎる。
帰宅した夫には手を舐めて甘えます。我が家に来た頃は余り我々の体を舐めなかったあきですが、最近特に夫を舐めるようになって来ました。
今も目を瞑ってうっとりと手を舐めています。
そんなあきを撮影した途端、またカメラ目線!
撮られてるけど、ま、いいかと思ったのか、前足を夫の膝にのせたまま、また手を舐め始めました。
この手を舐めるというのはどんな意味があるのか。調べたところ、遊んでという催促や安心している状態の表れということですが、この恍惚の表情からすると、あきが感じているのは安心でしょうか?遊んで欲しい時には分かりやすくおもちゃを持ってくるか、袖を噛んでみるかするあきです。
舐め始めてからかなり経っていますが、まだ懸命に舐め続けています。
こうして横から見てみると、尻尾が綺麗に巻いています。体も長くなって来ました。
ひとしきり手を舐めて、ちょっと落ち着いたのでしょうか。
「あきちゃん、分かったよ。分かった。ありがとうね」
夫があきに話しかけます。
すると今度は場所を襟にかえてぺろぺろ。
「あきちゃん、あきちゃん。もういいよ、分かった分かった」
ついに口周りに移動。ひたすら舐めています。うーん。この舐める、という行動。私や父にもしないことはないのですが、ここまで丁寧に舐めらたことはありません。とにかく一番の対象は夫なのです。
そういえば、初めてのご飯の催促で口を舐められたのも夫でした。
犬が口を舐めるのは、「目上の者への敬意」「ご飯の催促」と言われています。
ということは、これは夫への敬意の行動なのでしょうか。それとも、しょっぱくて美味しいとか?(笑)
「分かった。もう分かった。ありがとうね。あきちゃん」
お礼を言いながら、流石に舐められすぎて少々困り気味の夫。あきにとってのボスは彼なのでしょうか。でも、怒られてあきが一番文句を言って抵抗する相手も夫なのです。むしろ私に怒られるのが一番こたえるようです。うーむ。
あきの家族ランキングは良く分かりません。
でもまあ、それぞれに少し違ったアプローチで「ああ可愛い!!」と思うコンタクトをとってくるあき。
甘え上手であることは間違いないようです。