柴犬あきとの生活 202
お帰りなさい!
あきが待ち兼ねていた夫が帰宅する日がやって来ました。
帰宅した夫は、車を家の前に止めて、先に玄関に荷物を置きに一旦家に入ってきました。あきはまだ部屋の中です。
既に彼女は夫に気付いていて、家の中で騒いでいますが、荷物の運び込みに邪魔なのでそのまま放置!
荷物を入れた後、漸く玄関に出してもらえましたが、既に夫は車庫入れの為に居なくなっています。
「あきちゃん、あれ?帰ってきたのに居ないね!どこに居るんだろうね!」
若干恨めしげな目に見えるのは気のせいでしょうか?隠してないよ?隠してない!
夫のカバンの横に立ち、帰って来たよね、と匂いをクンクン。
そして、玄関に移動中の夫の音を察知したようで、さっとお座り。待ちの姿勢に入ります。
門扉を開ける音がする頃には、待って居られず扉の前へ。開くのを今か今かと待ち構えて居ます。
そして、遂にドアが開きました!
『お帰りなさ~~~~いっ!!!!!』
喜びの余り立ち上がって夫にタッチ!
「あきちゃん、ただいま~」
あきはテンションMAXでピョンピョン飛び上がってます。
「あきちゃん、寂しかった?」
「アウー、アウーッ!!!!ヒャーッン!!!」
どこから声を出しているの?という声をあげながら、喜びの甘噛み。夫の手首をガブッと噛みながら鳴いています。日頃あまり尻尾を振らないあきですが、今はもう見事に左右に揺れています!!
「はいはい、嬉しい、嬉しい!寂しかったの。ありがとうね!あき!」
喜びのあまりぐちゃぐちゃになってます(笑)
とにかく手のひらを舌全体で味わいたい!みたいな感じで、舐めています。
「寂しかった、寂しかったの!!はいはい!!」
興奮冷めやらず、飛びつくあき!
お次は、夫の膝の上に前足を乗せて夫の頬をペロペロ
熱心に舐めています。
「分かった、分かったよ、あきちゃん。ありがとう。分かったから!」
そう言われても、あきは全く舐めるのをやめず(笑)ますます絶好調で舐める舐める!!
「あきちゃん、ほら、部屋に行こう。分かった分かった。分かったよ、嬉しいの分かったから!」
どうにか玄関から脱出し、部屋に入りましたが、まだまだあきの歓迎は終わる訳はなく、今度は頭を擦り付けて『触って、触って!撫でて、撫でて!』になります。
「はいはい、あきちゃん、可愛いよ、可愛い。よーしよし!!」
お腹を出して撫でてもらって、またテンションが上がる!
どさくさに紛れて噛んでるよね?あきちゃん!!
そしてまた手のひらを舐め始めます。はぁ。。。。あきちゃんのお帰りはいつまで続くのか?!
「あきちゃん、ありがとう。よーく分かったよ。寂しかったね~。もう、出かけないよ。大丈夫!」
漸く落ち着いて来たようです。はぁ。。。今日のお帰りのセレモニーは長かった~(笑)あきちゃん、良かったね。ずっと待ってたんだもんね!
「さ!あきちゃん。それじゃ、散歩行こうか!」
夫が帰って来ただけでも嬉しかったのに、早速の散歩にまたあきのテンションが上がったのでした。
あきちゃん、幸せなことが続くね!!