柴犬あきとの生活 126
散歩に行けず退屈してます
夫の座椅子を占拠しているあきに、夫がちょっかいを出しています。前足をこちょこちょ。あきは足を触られるのが苦手でとにかくくすぐったがるのですが、そんなあきの反応が夫は楽しいようで、よくくすぐって遊んでいます。
あきに取られた座椅子を奪還しようとしているのか、ただくすぐって遊んでいるのかわかりませんが、さっきから前足をこちょこちょ。
そんな夫の手をあきは見張っていますが、一向に座椅子から降りようとしません。
「やめてあげたら?」
という私に、
「違う違う。傷口を舐めようとするから、前足をくすぐって気をそらしてるの」
と、思わぬ答えが返って来ました。
確かに傷口のあるお腹が気になっているようです。
そんなあきの前足にまた夫の指が・・・
前足を触られたあきが反応しました。
夫から隠すように手を引っ込めます。
遂に傷口を舐め始めました。夫はすぐにまた前足をこちょこちょ。
すると、夫の作戦が功を奏してあきはすぐに舐めるのをやめました。
『もう。。。なんでくすぐるかなぁ。。。』
何度もこのやり取りを繰り返していた二人。遂にあきが夫の手に顎をのせました。
『やめてくれますか?』
「あきちゃん、ずっとくすぐられてるの?」
妙にカメラ目線でこっちを見ています。そして次の瞬間大欠伸。
どうやら手術後、抜糸まで散歩に行けないので退屈しているようです。
今度はお気に入りのブランケットを齧り始めました。
いつものようにタグを集中攻撃中。
流石にまだボール投げのような激しい動きを伴う遊びはしたくないようで、手持ち無沙汰そうにただ噛み噛みの時間を過ごしています。
「あきちゃん、退屈?まだしばらく我慢だね。抜糸しないとおんも出られないのよ」
しばらくタグを噛んで飽きたのか、今度はキリン攻撃へ。徐々に退屈性イライラが増してきているような・・・この目つき、かなり不満げに見えます。
キリンさんの耳の匂いを嗅いで。。。
そして、ガブリ!今、こっちを横目で睨んでるよね?怖いよ、あきちゃん。
キリンを両手でしっかり挟んでかじっています。あきは手が器用で、基本的に噛む対象は手で挟んで固定して噛んでいます。そして、猟犬らしく顔のついているぬいぐるみの場合は、急所である首を基本的には狙います。なので、今も顔を挟んで首エリアに顔を埋めているのです。
この角度から見ると、爪が出ているように見えます。猫っぽい。そして首根っこをしっかり噛んでいます。なかなかの狩猟感!
『退屈なんですけど』
恨めしそうにこちらを見上げるあき。そ、そんな目で見られても。。。
「あきちゃん、お腹にばい菌入ったら大変でしょ?もう少しの我慢よ。抜糸が終わったらお散歩行けるからね」
日に日に退屈が増して、噛みと絡みが激しくなるあき。本人にとっても試練ですが、八つ当たり(?)される私たちにも試練の術後です。。。