柴犬あきとの生活 125
手術の翌日
あきの避妊手術から一夜明けました。昨夜は流石に傷口が痛いようで、いつものあきとは比べ物にならない大人しさで、くた~くた~と寝ている姿を見ては、大丈夫かしらと気を揉んでいました。今日はどうかしらと心配しながらの朝です。
いつもの「おはよう」の3割減ぐらいのあき。翌日ですもの。まだまだ痛いよね、あきちゃん。
傷を気にして今日も舐めようとしています。
「あきちゃん、舐めたらダメよ」
こたつに入らず、もたれて座っています。
こうしてみると、随分お腹の毛が刈られましたね。
お腹半分は剃られましたよ、あきちゃん。
なんだかボレロを着てるみたいな感じに見える気が。。。
「あきちゃん、ポンポン寒いね」
やっぱりいつもより大人し目に見えます。
先生が言っていたように、傷口は舐めても大丈夫なようで、特に変化はありません。
本人も痛いのでさほど舐めていないのでしょう。
「あきちゃん、傷痛い?早く良くなるといいね」
『なんだかお腹、スースーするの』って言いそうな顔で見つめています。
今日も余りアクティブには動けないだろうなぁと思っていると、二階の物音に反応。夫が起きたようです。するとあきはリビングのドアの前に移動。
「あきちゃん、動けるね!痛くないの?」
完全に待ちに入りました。ドアを眺めて待っています。
どうやら別の入り口から入ってくるらしいと察知したあきはパッと立ち上がり小走りに。
「あきちゃん、痛いよ!大丈夫?」
思った通り、急に動いて痛かったようで、すぐに座り込みます。
「あきちゃん、大丈夫?ゆっくり行かなきゃ」
少し座って休憩し、部屋に入ってきた夫に駆け寄りました。
い、痛いのに健気だ、あき!!
尻尾を振りながら夫を歓迎。
「おはよう、あきちゃん!」
痛いはずなのに、喜んで夫に飛びついています。大丈夫かしら、この子。
「あきちゃん、元気だね~」
「おはよう、おはよう。あきちゃん、おはよう」
夫に顔を撫で撫でしてもらって嬉しそうです。尻尾もキュッキュッ、キュッキュッと可愛く左右に振っています。
「あきちゃん、大丈夫?痛くない?」
顔を擦り付けるようにしています。結構お腹に響く姿勢をとっていますが大丈夫そうですね。
おっと!あきが夫の手を噛みながらお腹を見せました。痛かったら絶対にできない格好です。これは、かなりの回復力と見た!
噛みがひとしきり終わると今度は手をペロペロ。
どう見ても痛そうじゃない(笑)
遂にはお腹を撫でて、のポーズ。
あきの回復力おそるべし!
傷口を舐めすぎて赤くなることもなく、痛みも引いたようです。
先代ナナは、股関節の手術の後、舐めないように首の周りにプラスチックのカラーを巻いていたにも関わらず、驚異的な体の柔らかさとシェルティ特有の顔の長さで傷口に舌が届いてしまい、縫合を自分で解いてしまうという事件がありました。糸が切れて開いてしまった傷口を見たときの衝撃は今でもしっかり覚えています。
あきはそこまで舐めることはなく、柴犬は我慢強いと言われる通りあきも我慢強いのか、痛みに良く耐え元気になってきました。
なにはともあれ術後の経過は良さそうです。良かったね、あきちゃん。