柴犬あきとの生活 160
徹底的に邪魔してみました
度々お伝えしているように、あきは私がピアノの練習を始めると邪魔をしてきます。初めの頃は、あまりに退屈で自分の尻尾を追い回し、思いっきり噛んだ挙句、悲鳴をあげるほどイライラしていましたが、最近は結構諦めて足元で寝る程度になっています。
が!今日はどうした事かピアノの椅子に座った途端あきが登場。
「あきちゃん、下りて!ピアノ弾けないでしょ?あき!」
でもあきは全く気にせず、
『ねえ、遊ぼう?』
私の膝の上で足踏みを始める始末。
ううう。どうしたんだろう。最近聞き分けがよかったのに。
「あきちゃん、遊ばない!下りて!」
『何で?遊ぼうよ~』
いやいや、遊びませんよ。今月末、いよいよピアノの発表会ですから。
「あきちゃん、下りて!」
『うーん・・・遊びたいのに』
「下りて、下りて!」
漸く椅子から床に下ります。
「あきちゃん、後で遊んであげるから」
ちょっと可哀相になって顔をこちょこちょ。
「あきちゃん、大人しくしててね」
「いい子ね」
『遊べないの?遊びたいよ?ねえ』
「練習しないといけないの。待ってて!」
『じゃあ、ここで待ってる』
漸く諦めてくれたようです。ブーブー(あきの豚のおもちゃのぬいぐるみ)が下敷きになってます。犠牲者1匹・・・
『待ってるよ?ここにいるからね?ここにいるよ?』
「そうそう。そこで待ってて」
はぁ。漸く練習が出来ます。さ、練習練習。
でも、数分経つと。。。
『まだ?』
待てないかぁ~っ!!!無視しよう。無視に限る。
あきが私を見上げているのは分かっていますが、気づかないふりで練習しておこう。それしかない!
すると。。。
『ねえ!練習終わった?』
「あき~っ!!!練習終わってない!待ってて!!遊ばないよ?」
すると一度私の膝から下りてボールを探しに行きました。あっという間に戻ってきて、再び私の膝の上に。
「あきちゃん!!!ボールいらない!!私の腕、ホールドしない!!!」
ボールを押し付けながら、両手を私の右腕にギューギュー巻きつけています。
『遊んでよ~ボール投げて!!!遊ぼ、遊ぼうよ!!』
私の右手はあきにがっちりホールドされています。。。
「あきちゃん、遊ばないよ。ボールいらないから。ほら、もう腕離して!!!ホールドしない!!!💢」
どうにか右腕をあきから奪還しましたが、この恨めしげな顔。上目遣いで見ないで~っ!!!
『ねえ、もう練習やめる?』
懲りないあきは今度は手ぶらで椅子に乗っかってきました。
「あきちゃん、下りて!遊ばないよ!」
すると・・・
カプっ!!
えーっ!!!!!!!!
腕を噛むか!!!!!ここまでするか!!!!
甘噛みですけど、しっかり右手をカプリ。膝の上に前足を乗せてピアノが弾けないように右手を口でホールド!
「あきちゃ~ん、びっくりだわもう。噛んじゃだめ!!!」
実力行使とはこの事です。全くもう~っ!!
「もう、あき!離せ!離して!!噛んじゃダメでしょ!!」
『いや~ん、遊ぶの~っ』
いくらアプローチしても全く遊んでくれないので漸く諦めたのか、策が尽きたのか、それともフテ寝なのか。
眠ってくれたのは良いのですが、しっかりペダルが踏みにくい場所で、ペダルを踏むたびあきはお尻が押される状態で横たわっています。
まったくもう。ピアノの練習は相変わらず一苦労です。。。。