行ってきました! 6 (賢島 ばさら邸〜鳥羽水族館)
賢島 ばさら邸
2018年7月。夫の転職に伴い、新しい職場に出勤するまで10日間の休みが出来ました。
突然出来た10連休。何する?どうする?と楽しい計画を練った結果、のんびり旅行がしたいよね!という事になり、早速旅を計画。
我々が留守の間、あき(柴犬)は父がみてくれますが、二人が耐えられるのはせいぜい1泊2日。という事で、10連休ありますが、1泊旅行を計画する事に。
移動時間がさほどなく、旅をした気分になれる場所は?と考えた結果、関西圏からは簡単に行ける伊勢方面に決定。一時は「直島」案もありましたが、私は3回訪れていますし、夫も1回行っているので、今回は電車で簡単に行ける伊勢に決まりました。
とは言うものの、二人とも伊勢神宮は何度か行っているので今回は特に行かなくてもいい。では何処へ?と探した結果、賢島に評判の良いラグジュアリーらしい宿「ばさら邸」を発見。予約が取れないという情報もありましたが、さすが平日。結構直前だったのですが、予約することが出来ました。(平日なので価格もこの宿にしてはリーズナブルでした)
近いだけに朝寝して、のんびり出発。近鉄特急で賢島へ。考えてみれば、鳥羽までは行ったことはありましたが、賢島は初めてです。賢島といえば、サミットが行われた場所。英虞湾が有名ですが、今回の宿も英虞湾が見えるそうです。
近鉄特急の終点、賢島で下車し、宿の迎えの車に乗って移動します。駅前には水族館、そして宿の隣はゴルフ場とコンパクトながらリゾート地なのだというのが分かります。
たどり着いた宿は、現代的な日本家屋。ロビーの天井が高く広々としています。
今回我々が予約したのは一番お手頃な「灯の棟」のスタンダードプランです。
早速部屋に案内されると、和モダン的な内装でした。琉球畳と椅子とベッド。
そしてベランダからは英虞湾が見えます。
外に出てみると、屋根の向こうに英虞湾が広がっています。
そしてベランダの横には半露天風呂が。
浴室の窓は木製で、開けることもできますが、格子戸状態での利用も可能です。ベランダに付いている湯船ですが、屋根が付いているので半露天風呂です。入ってみると、お湯が溢れた分だけすぐに注ぎ足される不思議なお風呂でした。
このばさら邸。部屋風呂も充実していますが、注目すべきは貸切温泉です。
「天の鏡」「くゆりのびり」「月の宮」という3つの温泉があり、宿泊客は各自ロビーに連絡をして予約をとる事になっています。以前はipadでの予約だったそうですが、私が訪れた時には電話予約に変更になっていました。
事前にHPで確認したところ英虞湾をみながら温泉に入れる「天の鏡」と、伊勢神宮をイメージしたらしい「月の宮」が良さそうに思えたので、この2つをセレクト。
予約はチェックイン時と5時に1つだけできるルールなので、まずは「天の鏡」を予約しました。
予約できたのは17時。それまで時間が出来たので、早速館内を散策します。まず訪れたのは「時の家」という場所。
色々なタイプのソファーや椅子が置かれていて、書籍も壁沿いに置かれています。ちょっとした居心地の良い図書館という雰囲気です。フリードリンクもあり、くつろぎの空間となっています。暫く後他の宿泊客の方達もやって来られました。
暫く時の家でのんびりした後、今度は「ヒーリングストーンルーム」へ移動。岩盤浴スパ・ルームだそうで、温かいカウチが置かれています。
一応座ってみましたが、クーラーは入っておらず窓が開け放たれており、暑がりの夫は少し座っただけで「無理!」となりまして(笑)あっという間に退散。岩盤浴の部屋なので、汗をかくためなのでしょうが、これは今年の夏には厳しいかもしれません。
その後また散歩して今度は「風の桟敷」へ。
鯉が沢山飼われています。この桟敷の後ろは食事処になっています。この椅子に腰掛けてのんびりした後、時間が来たので「天の鏡」へ。
予約は1組50分となっています。
中に入ると、「天の鏡」は驚くほど広々とした贅沢なプライベート温泉でした。室内にはカウチ2台とマッサージ機、そして左手には広いシャワールーム。そして外には温泉と英虞湾。そして感心したのは、前の利用者の痕跡が全くない事です。タイルは見事に乾いていました。
小さなプールみたいな温泉に入りながら、英虞湾を眺めます。とても気持ちが良い!晴れてて良かったです。海をみながらのんびりお湯に浸かります。
湯船から見る室内の風景はこんな感じです。
湯上りには、ミントウォーターが待っていましたが、これは少々温かくなってしまっていて残念でした。
見た目は良いのですが、普通にウォーターサーバーの方が私たちには良かったかな。。。と。。。
さて、旅の楽しみ。食事です。三重は松坂牛、伊勢海老が有名ですが、伊勢海老は残念ながら禁漁シーズンですし、牛も特に執着はなく(笑)この宿の一番スタンダードな食事プランでの予約で、逆にどんな内容なんだろうと興味を持ちながら移動しました。
まずはさざえ。これが良い味の出汁が出ていました。磯の味を堪能します。
お刺身もやはり新しい。
そして、海藻の椀物。今回この食事で、海藻の美味しさを発見しました。
魚とワカメのしゃぶしゃぶでも、驚かされたのはワカメの美味しさです。
良く、テレビで「海藻のしゃぶしゃぶ」を見ては、そんなに美味しいの?本当?とちょっと疑っていましたが(笑)本当に美味しいんだ!!と発見でした。
その後、牛肉が来たり、鱧が来たりもしましたが、特筆すべきは「女将の漬物」
これが美味しかったんです。この漬物は有名みたいですが、売ってたら買って帰りたい!と思いました。
食べ終わって二人の感想はというと「海藻って美味しいんだね~」でした。
お腹がいっぱいになって食べ終わりましたが、何と夜食にと小さなお弁当箱を渡されました。中はバナナ、トウモロコシとおにぎり。流石に夜食のチャレンジは出来ませんでした。。。
さて、食後はまた温泉です。今度は伊勢神宮をイメージしたらしい「月の宮」
月をイメージした室内には三日月の椅子が。
湯船は円形でお湯は上から落ちて来ています。こちらは暗すぎて画像は上手く撮影出来ませんでした。
この暗さからして、「天の鏡」は明るいうちに入って、英虞湾が見えたので大正解でした。また、お風呂に辿り着くまで外を歩くので、田舎だけに通路での虫との遭遇もあり・・ちょっとドキドキしました。
翌朝の朝ごはんは和食をセレクト。
結構ノープランで来た旅だったので、これからどうしようかと相談しながらの朝食です。その結果、伊勢神宮までは遠いので、賢島からローカル線で鳥羽に行き、水族館に行くことになりました。昨年、小樽水族館に行ってから我々の間では地方の水族館は面白い、という認識になっているので、今回も迷わず水族館をセレクトしました。
再び旅館の方に駅まで送ってもらい、近鉄線に乗って鳥羽へ。子供の頃に何度も来た鳥羽。ミキモト真珠島も鳥羽水族館も記憶に残っています。
鳥羽水族館
鳥羽水族館に入り、早速ショースケジュールをチェック。ペンギンの散歩が始まるというので、早速移動を開始。散歩エリアの周辺には、オットセイ、セイウチ、コツメカワウソがいました。
ペンギンの散歩開始まで、セイウチを見に行きます。すると、何と!直立したセイウチに遭遇。
この子は女の子らしいです。
「癒されるわ~」
「来て良かったね!」
と二人とも楽しくなってきました。あれこれ話しながらペンギンショーエリアへ。
ほどなくして、主役のペンギン達が出て来ました。
飼育員さんのMCによると、今年は暑すぎて動きが鈍く、ステージ1周が精一杯だそうです。涼しくなると2、3周はしているとか。でも、暑いのでいきなり全員がストップして写真は撮りやすいのです。また、前の席の人は、突かれ無いように気をつけてと言っていました。
流石に今年の夏は酷暑すぎて、ペンギンたちも辛そうです。そして、コツメカワウソも。。。
見てください、この姿。
最初この姿を見たとき、死んでるのかと思いました(笑)
誰も起きてないんです!全員ヘソ天!!!
その後、ミシシッピーワニを見たり
スナドリネコを見て夫がテンションを上げ、私は「ぼのぼの」を思い出したり、ジュゴンを見て「何故人魚?」と思ったり、スナメリを見て「友達にやっぱり似てる!」と思ったり、オットセイのショーを観て「まだまだこのオットセイは新米らしい」と思った末、カピバラに遭遇。
カピバラはテレビで良く見るものの、本物を見たのは初めてでした。
「えーっつ!!こんなに大きいの!!!」
と驚愕。齧歯類でこのサイズ。あき(柴犬)より大きい!!!これは、ちょっと「癒される~」より若干の恐怖を感じてしまう私でした。「齧歯類=ネズミ」って思っちゃダメだと思っていても、ちょっと怖いっ💦
ここで、お昼の時間になり、帰りの電車の時間もあってタイムアウト。
平日だから簡単に入れるだろうと、海老フライで有名な「漣」さんに行って見ると、物凄い行列が!!!順番待ちをしていたら、帰りの電車に乗れないという事で、
泣く泣く駅に戻り、駅ビルの飲食店で普通の海老フライを食べました。
考えるに、賢島はあまり食べる所が無いので、余計に混んでいたのだと思います。これから行く方は注意してください!!予約した方が絶対に良いです。なにせ7月平日で行列でしたから。。。
食後、時間が無くなってきたのであれこれ選ぶ時間もなく、急いで昨日美味しかった「海藻」と「大アサリ」のお土産を購入。どうにか帰りの特急に間に合いました。
予定らしい予定は特にたてず、のんびりと過ごした1泊2日。
時間ができたらふらりと二人で何処かに遊びに行けたらいいな~と思いながら、愛犬あきと父が待つ家に帰りました。