柴犬あきとの生活 186
フィラリアの投薬が始まりました
おもちゃであきが一人遊びをしています。口と手、同時に両方を使って遊びたい彼女は、お気に入りのタオルを噛みながら手はボールをコロコロ。
なんだろう。この手の使い方の猫っぽさ。狩猟犬だけに、ハンターの猫と遊び方が似てくるのでしょうか?
さて、5月になったので、今月からフィラリアの投薬が始まります。
蚊が増えてくる5月から11月までがフィラリア投薬の月になります。
犬を飼ったことがある方ならご存知だと思いますが、フィラリアは寄生虫の一種で、犬の心臓の右心房と肺動脈に寄生する犬糸状虫です。フィラリアに感染している犬の血を吸った蚊を媒体にして感染してしまいます。
フィラリア症は死に至る病です。昔フィラリアの説明で獣医さんに見せられた資料では、白い糸状の寄生虫が心臓に絡みついて真っ白い毛玉のようになっていました。
私の住むエリアは田舎で、山も近く蚊も多い場所です。実際に近くの犬がフィラリア症で亡くなったのも見てきました。フィラリアにかかった犬は、肺に入り込まれているからでしょう。ひどい咳が止まらなくなり、数年で死に至りました。
投薬さえしていれば、彼は助かったと今でも思っています。
現在フィラリア症についてネットで調べると、投薬は必要ない、予防薬は予防薬ではなく駆除剤で副作用の方が怖い、というような書き込みも見られますが、実際にフィラリアにかかった犬を見てきた上に、今まで飼った犬には副作用がなかった経験から、あきにも投薬をすることに決めました。
昔は粉だったり錠剤だったりしていたフィラリア予防薬(正確には駆除薬だそうですが)。流石こちらも進化していて、可愛らしい骨型のものになっています。
ノミダニ薬もお気に入りというあきは、薬を持った途端興味津々でやってきました。
「あきちゃん、これ何かな~」
「あきちゃん、フィラリアのお薬今月からね!」
期待の眼差しで匂いを嗅いでいます。
「11月まで毎月あげるからね!」
あきはもうもらえると確信して舌をペロペロ。
「あきちゃん、お座り!」
さっと座ります。でも待てなくてすぐにまた飛びかかってきました。
『ねえねえ、早くちょうだい!!』
「あき、おすわり!」
ササッと座りましたが、待ちきれないようで舌が出ています。
「お手!」
ここで待ちきれず立ってしまいます。
「伏せ!」
薬なのに、この懸命さ!!!前にも感じましたが、何も貰えてない子みたいで不憫だっ!!
「はい、良し!」
獣医さんが言っていましたが、このフィラリア予防薬。かなり美味しくなっているようです。好きな子が多いですよ、と言っていた通りあきも夢中です。
ご飯の時と同じように、お座りして食べています。
流石に途中から立ち上がり座布団の上に移動。しっかり噛んでいます。
「あきちゃん、美味しかった?」
『美味しかった!』
「あきちゃん、これも気に入ったね。良かったね~また来月ね!」
ネクスガード(ノミダニ予防薬)もフィラリアも、美味しく改良されたからですが、あきはどちらも気に入って本当に楽ちん。
欲しい欲しい、と率先して食べてくれて、本当に良かったです!