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「うれたの」へようこそ。このブログは柴犬あきとの生活を始めた筆者の日々の「嬉し」「楽し」のNoteです。あきとの生活、食、旅、アート、音楽、本、映画などをご紹介していきます。※記事URL変更に伴いNot Found表示が出る場合があります。お手数ですが、最新記事のカテゴリーをクリックして探して見てください!

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uretano雑記帳 その23

犬は言葉を解する

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犬を飼った事がある人なら誰もが感じている事だと思いますが、犬はかなりの数の言葉を理解します。

 

我が家の2代目、シェルティのナナは

「遊ぶのをやめて、ハウスに入ってお留守番しなさい」

と言われると、それまで絶好調で遊んでいたおもちゃを、

『え~遊ぶの終わりなの?ちょっとショック!』

という顔で、ぽろっと口から落とし、くるっと向きを変えて、自分のハウス(室内用ケージ)のドアを上手に鼻でバウンドさせて開け、大人しくハウスに入り、横たわっていました。一度に複数の単語を理解する。驚くべき理解力です。

 

では、我が家の3代目、柴犬のあきはと言いますと、これまたかなりの理解力を持っています。ただし、ナナが牧羊犬らしくご主人様の指示をちゃんと守って言うことをちゃんと聞いたのと対照的に、言われている事は分かっているけど意に沿わないことは聞かない。狩猟犬の性質でしょうか。もう、言うことを聞かない時は本当に聞きません。

 

まず「おいで」と言っても遠くからこちらを見て考えます。行こうか、行くまいか、ちょっと気乗りしないなぁ~となると微妙な距離でストップ。もう!!

 

「お手」と言われると、お手の意味は分かるけど手は握られたくないので前方ではなく横に手を出す。まったく!!

 

「伏せ」と言われると、伏せはするけど、一言文句言っておきたいのでアウアウ言いながら伏せます。絶好調で文句を言ってる時にはほぼ遠吠えしながら伏せてます。

 

そんなあきですが、「お留守番」と言うと大人しく見送ってくれますし、散歩中「ストップ」というとピタっと止まります。待てもちゃんと出来ます。

 

そんなあきの大好きな言葉は「散歩」「おやつ」「庭」「二階」「ごはん」

 

朝夕二回の散歩の時間になるとソワソワ、ソワソワし始めます。

「あきちゃんお散歩?」

と言うと顔がパッと明るくなり、一気にテンション上昇。走り回り、立ち上がって私の太ももに突撃!!もうこの両手パンチが痛い痛い。喜んでるふりして私に悪さをしているとしか思えないタックルをしてきます。日頃私にはこういう体当たりはしてこないのに、散歩の時だけは許されるとでも思っているのでしょうか。まったく。。。

 

彼女の1日1回のおやつタイムは夕飯の後。グリニーズ(犬用おやつ)を1本貰うのですが、「おやつ」という単語が出ると、それ以外の時間にも、グリニーズが置いてある棚の前に行き、そちらを見てこちらを見る。というアイコンタクトをとってきます。

「おやつ」この単語が出ると飛びかかってくる事もしばしば。彼女が大好きな単語です。

 

「庭」これは天気の良い日にしか出してもらえない大好きな場所。「庭」と言うだけで庭に出られる窓に行き、

「出してくれるんでしょ!」とこちらを振り向きます。

それでもダメなら窓の前でジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!庭アピールはかなりの激しさです。

 

「二階」この言葉への反応もものすごいです。家の中で彼女が大好きな場所は二階のソファーで、とにかくこの上で寝てまったりしたいのです。

「ちょっと二階に行ってくるね」と言うと、こたつの中で寝ていても、ババっとこたつの中から飛び出してきて、ドアの前でこちらを振り向き

『二階行くんでしょ?行くよ!一緒に行くよ!ねえ、早く!』

とついてくるモード全開で待ち構えます。彼女だけ置いて出て行こうとすると、物凄い勢いで体をくっつけて離れません!

 

「ごはん」この言葉は案外ゆるやかな反応ですが、

「あきちゃんお腹空いた?」

と聞いてご飯が食べたいと、自分のお茶碗の前に座りに行きます。ごはんは絶対もらえるという安心感があるのでしょうか。とりあえずは貰いますよ、みたいな感じですがこの言葉も良く理解しています。

 

こっちが思っている以上にあきは我々の会話を聞き、良く理解しているのかもしれません。

 

そんな風に思っていたある日。夕方になり、夕飯を作っている私に

『そろそろご飯が欲しいです』

と自分のお茶碗の前にきちんとお座りしてあきは私をじっと見ていました。

「あきちゃん、ポンポン空いた?(お腹空いた?の意味です。笑)ご飯かな?」

そう聞かれてじっと私の顔をみてロックオン。

「分かったよ、ご飯ね!」

そして用意をして、いつものお手、おかわり、待て、そしてよし!とO Kが出て食べ始めた時、駐車場に夫の車が入ってきました。

「あきちゃん、帰ってきたね!」

やっと待ちに待ったご飯を貰って一口食べたばかりですが、夫の帰宅には馳せ参じなければなりません!

「ワン!ワンワン!」

あきがご飯を諦めて、駐車場が見える窓際に吠えながら移動。帰ってきたのを確認し、次に玄関に急ぎます。

ほ~。ごはんより夫をとったか!と笑いながらあきの後について行き、玄関の鍵を開けて夫を待ちます。

いつものようにちょっと開けたドアにかじりついてあきがしっぽをピッピと左右に振って門扉を見張っています。

「あき、ただいま~」

夫の帰宅に喜び全開。飛びついて、手を舐めて、奥歯で甘噛みして、飛びかかって大忙しです。

「おかえり。あきね、今ご飯食べ始めたところなんだけど、お帰りの方が大切だったみたい」

そう言われた夫が

「あきちゃん~、ありがとう!ごはん食べてたのにお帰りしに来てくれたの!」

と言った途端、あきの耳に「ごはん」が響いたのでしょう。ハッとして今までお帰りセレモニーで盛り上がっていたのに、くるっと方向転換。

『そうだった、ごはん、ごはん!!!!』と急いでごはんのあるリビングにすっ飛んで行きました。

も~その姿と言ったら!

「あき、思い出したね。言われてごはん思い出した!」

「そうだった!!!!ごはん食べてたんだった!!忘れてた!!!って思ったよね」

「面白いな~めっちゃ分かりやすい」

2人で笑いながらリビングに入ると、物凄い勢いでご飯を食べるあきがいました。急いで食べてまたお帰りしに行かなきゃ!と思っているのかなんなのか。

 

あきはまだ2歳。これからどれぐらい日本語を覚えていくのか、これからも楽しみです。

 

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