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「うれたの」へようこそ。このブログは柴犬あきとの生活を始めた筆者の日々の「嬉し」「楽し」のNoteです。あきとの生活、食、旅、アート、音楽、本、映画などをご紹介していきます。※記事URL変更に伴いNot Found表示が出る場合があります。お手数ですが、最新記事のカテゴリーをクリックして探して見てください!

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柴犬あきとの生活 182

心臓に悪い出来事

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あきが2階の階段を下りられるようになって10日ぐらいが経ちました。相変わらず2階に上ってくるのは大好きで、私たちが2階に移動すると今では我先に階段を上るようになりました。移動が自由に出来るようになり、すっかり自信を持っているようです。

「あきちゃん、下りるよ」

先に1階に下りた夫をあきが見ています。

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「ほら、あき、おいで!」

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私も下り始めます。

『みんな下りるの?』

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『仕方ないなぁ。。。私も行くか』

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トントン、トントン、音を立てながら軽快に下りて来ます。

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最近では最後に2段をぴょんと飛ぶまでになりました。

「あきちゃん、到着~」

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すぐに夫の元に行き、甘えています。

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すっかり階段に慣れて、下りるのなんて朝飯前、みたいになってきました。

 

さて、世の中はゴールデンウィークに突入。私たちも明日から一泊で京都亀岡湯の花温泉に行く予定です。その間あきは父と家でお留守番です。

荷造りしなきゃ、と思いながら夕飯の揚げ物を揚げている時の事。階段の方向から緊迫した叫び声が聞こえて来ました。

「あきちゃん!!!」

「キャキャキャーン!!!キャキャキャーン!!!キャキャキャーン!!!キャキャキャーン!!!」

夫の叫び声に続いて、あきの悲鳴が聞こえます。急いで火を止めて階段に駆けつけると・・・

「あきが階段から落ちた!!」

「えっ!!!あきちゃん!!!!」

あきが夫の腕の中にいました。

「キャキャキャーン!!!キャキャキャーン!!!キャキャキャーン!!!キャキャキャーン!!!」

泣き止みません。暗い廊下では様子がよく分からないし、私はオロオロするばかり。

「とにかく、明るいところに!!」

夫が急いで部屋の座布団の上にあきをそっと下ろします。

「ヒャヒャヒャーン!ヒャヒャヒャン!ヒャヒャヒャーン!」

座布団の上でまたあきが悲鳴をあげました。泣き止みません!こちらは震える手で骨が折れていないか調べて行きます。

「あきちゃん、どこ?どこが痛いの?階段から落ちたの?上から?」

「一番上から、あきが降って来て慌てて抱きとめた」

「どこか打った?」

「いや、すぐに抱きとめたから。というか、腕の中にスポッ!!って飛び込んで来て」

「ヒャヒャヒャーン!ヒャヒャヒャン!ヒャヒャヒャーン!」

「どうしよう。ゴールデンウィークだから、獣医さんやってないよ。もう夜だし」

「あきちゃん、どこ?どこが痛いの?」

あきは座布団の上で横になったまま、叫んでいます。ああ。もう、どうすれば!!!

「あきちゃん、足?足が痛いの?手は?」

そっと触って触診して行きます。触った感じ、どこも問題なさそうな。。。

頭をそっと撫で、とにかく落ち着かせます。

「あきちゃん、大丈夫。大丈夫よ」

漸く叫び声が止まりました。でも、あきは全く動きません。

「どうしよう。どこが痛いんだろう」

「でもね、スポッ!って腕の中に飛び込んで来たからどこか打ったとかないと思うんだよね」

神妙な顔のあき。そして私たち。どうしたものか。困りました。

あきはよほどショックだったようで、ぐたっと寝ています。

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(当時、撮影どころでなかった為、実際の画像とは異なります)

「ああ、もう。どうしよう。困った。こういう時に口がきけないの、困るわ」

「どこが痛いか聞けないもんね」

すっかり病人のようなあきは座布団の上で寝たまま動きません。

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(当時、撮影どころでなかった為、実際の画像とは異なります)

かなり時間が経ちましたが、一向に立ち上がろうとしてくれません。

と、ここで夫がある行動に。

「あのさ。多分だけど、どこも打ってないんだよね。これ、びっくりしただけじゃないかと思うんだよね」

「本当?」

「本当。ちょっと待って」

と、夫があきのおやつ、乳ボーロを取りに行きました。

「あきちゃーん、ほら、おやつ食べる?」

まさか、こんなにぐったりしてるのに興味示さないでしょ?

と思っていると、何と!!あきがのそっと立ち上がった!!!

「ほら、あきちゃん~」

トボトボと歩いて夫の元へ。そして乳ボーロをぱくり!

「あきちゃん!!」

ツッコミどころ満載ですが、この時は歩けた事に安堵して涙が出ました。

「あきちゃん!歩けるし食欲あるって大丈夫だよね!!!」

「大丈夫なんじゃないかな」

乳ボーロをもぐもぐしてるあきの頭を撫でながら夫が話しかけます。

「あきちゃん、びっくりしたね。怖かったね。大丈夫、大丈夫」

あっという間に2、3粒平らげたあきにホッと一息つきます。

「もう~驚かされたわ~」

「これ、あれだよね。人間の子供と同じ反応」

「びっくりしただけだったっていう事だよね。ちょっと違うけど、転んだ瞬間は呆然としてて、転んだ膝から血が出てるのを見てから泣き始める子供みたいな反応だよね。怪我治りかけでも、大丈夫?って聞かれたら思い出して怪我のあと見て泣いてる子、昔家の前にいたわ~」

「は~良かった。旅行飛んだ!って思ったよ」

「私も、ああ、旅行ダメだって思った(笑)あきちゃん、調子に乗って階段駆け下りちゃダメよ。危ないよ!!」

全く、この子はもう!

何はともあれ、怪我がなくて本当に良かったです。

この一件は、いかに私たちがあきを大切に思っているかを実感する出来事でした。

 

それにしても、お菓子で釣って無事を確認って(笑)

これからあきに何かあったら、様子を見ておやつで誘って確認!このノウハウを見出した夜でした。

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