柴犬あきとの生活 199
夏の準備
あきがカーペットの上で寝っ転がっています。
ネギのおもちゃで遊んでいるうちに眠たくなったのでしょうか?
まあ、一言で言えば、なんて格好!!!
そして少し移動して、再び仰向けに。
目がとろんとしています。カーペットで仰向け。うーん。これは、暑くなってきた、という事でしょうか?
いよいよ本格的に眠りに落ちたあきに近づき触ってみます。
うーん。全く起きない。相変わらずの睡眠力です。
「あきちゃん?」
呼びかけてもご覧の通り。
ちょっと口が開いています。しかも、ちょこっと犬歯がのぞいてますよ、あき。
生え変わった永久歯の犬歯ですが、それはそれは立派でして、口を閉じていてもちょこっと出ていることが多いのです。
この間までこたつに潜り込むコタツ犬だったのに、流石に初夏になってきたからでしょう。涼しいカーペットの上での昼寝が増えてきました。
それにしても、私に密着したまま、触られても呼ばれても全く起きません。
油断しすぎている!!
寝場所が変わってきた頃、廊下にあきの毛が塊で落ちているようになってきました。夏毛になっていくようです。
という訳で、夫がブラッシングを始めました。本人はパグのおもちゃを噛み噛み中。
夢中になっているようで、珍しくブラッシングをしても逃げません。
あきが噛んでボロボロになった座布団に乗っかって、ひたすらおもちゃを噛んでいます。
「凄いよ。抜けるわ~」
ちょっとブラッシングしただけで、ブラシはこの通り。すぐにブラシが毛で覆われてしまいます。
「あきちゃん、凄いね~抜けてるわ~」
何を考えているのか、じっと見つめています。
「あき、夏までにどれぐらい抜けるんだろうね」
柴犬は短毛なので、さほど毛が抜けないと思われがちですが、実はダブルコートで毛が密な凄い犬種で、換毛期には抜けた毛で本人と同じサイズの柴犬が作れる、というのをネットで見たことがあります。
ブラッシングをすればするほど、どんどん抜けるあきの毛。最初はおとなしくブラッシングされていましたが、遂に我慢の限界が来たようです。
『もう嫌!』
遂に行動に出たあき。手で夫の手を封じています。相変わらず手がでる子です。
「わかったわかった。じゃあ、もうやめようか。こっちも毛だらけになったわ」
そう言って取り出したコロコロ(粘着性の掃除道具)
夫が自分の洋服をコロコロし始めた途端、あきが興味津々で膝の上に乗りました。
「あきちゃん、どうした?やって欲しいの?」
そう言ってあきの胸にもコロコロ。
『何これ!!なんか変!』
やっぱり嫌いなのか。と思いきや。この後あきはコロコロを持つと怒りながら
コロコロして貰いたがるという変な子になりました。好きなんだか、嫌いなんだか、いまだに良くわかりません。
換毛期になったことだし、あきのベッドも新調せねば、とホームセンターで涼しげなベッドを購入。
なんでも知りたい子なあきは興味津々で匂いを嗅いでいます。
随分丁寧に調査中。
ひとしきりふんふん匂いを嗅いだあきに声をかけます。
「あきちゃん、気に入った?」
『うん。いいと思う!』
良かった良かった。
という訳で、暖かいベッドを撤収し、夏ベッドをセット。夏の準備が進んだね、あき。
☆おまけ☆
あきがビリビリに破いた障子。これ以上被害拡大にならないように、パネルを設置しました。これで完璧です!