柴犬あきとの生活 214
屋根をつけました
7月になり夏らしくなってきました。全身毛に覆われているあきは、言うまでもなく暑そうです。
「あきちゃん、誰にも言わないから二人でいる時ぐらい毛皮脱いでもいいんだよ?あき、こっそりチャック付けて脱げるようにしてるんでしょ?」
なんて言ってみたりもするのですが(笑)あきは暑そうにハアハアと言うばかり。
そこで、ひんやりペット用マットを買ってきてあげました。
ビニール状のマットの中はひんやりジェル。最初は慣れない肌触りに嫌厭していましたが、冷たいと気づいてからは見ての通り。
頭を乗せて気持ち良さそうです。
「あきちゃん、気持ちいいね~。涼しいね~」
どうやら気に入ってくれたようです。
さて、あきのハウスの中も夏仕様。涼しげな布でできたベッドをセッティング。
今日は珍しく父がいないので、私が買い出しに行く1時間ほど一人でお留守番です。
「あきちゃん、賢いな~」
「いい子にしててね。すぐに帰ってくるからね!」
ちゃんと待っててくれるのか、ちょっと不安ですがいざ出発!
そして1時間後。帰宅してすぐにドア1枚隔ててあきがいる事に気づきました。
あ~ハウスから出ちゃってる・・・
ドアを開けるとすぐにあきが飛びかかかってきました。
「あきちゃん~でちゃったの。ハウス鍵かけてたのに、飛び越えちゃったね~。足怪我してなくてよかった」
は~。またサークルを飛び越えて出てきてしまいました。60cmの高さを助走なしで飛び越えてしまう、このあきの身体能力!!
部屋に出るのは構わないのですが、飛び越える時の怪我が心配です。
お留守番ですっかり疲れたのか、彼女は夫の座椅子で深い眠りに入っています。
うーん。これはどうにかせねば。
その夜。帰宅した夫に早速相談。そしてあっという間に夫が手を打ちました。
「屋根、取り寄せといたから」
その週末。あきのハウスの屋根が届きました。
早速夫が設置。あきは自分のハウスで何が起こっているのか気になるようでそわそわしています。
そしてあっという間に完成!
「あきちゃん、ほら入ってみて!」
何をしているのか、何をされたのか気になっていたあきはあっさり中へ。
「あきちゃん、屋根がついたね~」
こうして屋根がついてしっかり覆われてみると、なんだかチマっと感が出てます(笑)
「あきちゃん、これで上から出られないからね」
それにしてもなかなかの圧迫感です。大丈夫かしら。ちょっと心配ですが、とにかくこれでハウスから飛びだして怪我、と言うことは回避できそうです。
先代のシェルティ、ナナはハウスを飛び越えることはなく、一生屋根無しで過ごしましたが、あきは無理でした。
なまじ運動神経が良いからそれが裏目に出て屋根がついちゃったね、あきちゃん。でもこれもあなたを守るためだから我慢してね。
早く慣れますように。