犬だって語る -2-
皆さんこんにちは!お久しぶりです。あきです。先月遂に3歳になりました!
お母さんは
「あきちゃん、3歳になったのになんでそんなに甘えたなの!犬の3歳は人間ならもう28歳って書いてあるのに。育て方間違えたかなぁ」
なんて言ってるけど、そんなの知らないもん‼️
さて、前回私が登場してからもう3ヶ月経ちました。お母さん、なんかよく分からないけど、ずっと部屋に閉じこもって勉強してたんです。
基本私は家中どこでも出入り自由なんだけど、何故か‼️本当よく分からないんだけど、お母さんの部屋だけは入っちゃダメなのね。
お利口さんな私は、それが分かってるから絶対入らないようにしてるの。でも会えないと寂しいから、時々お母さんの部屋のドアをカリカリって引っ掻いてノックするのね。そうしたら、
「あきちゃ~ん、どうした?寂しいの?」
ってお母さんが出てきて頭撫でてハグしてくれるんだけど、絶対‼️部屋には入れてくれないから、仕方なく開けてくれたドアの敷居の外で寝転んでお母さんを暫く見てるの。
でもね、ちょっとでもいいから近くに行きたいじゃない。だから、鼻の頭だけ敷居の上に置いてみたり、足先だけ部屋の淵ギリギリに置いたらすると、お母さんがそれをみて笑ってるのよね。
「あきちゃん、偉いなーちゃんとお約束守れるね!」
そう言われると破れないじゃない!だから仕方なく寝転んでお母さんを見て満足するようにしてたの。
でもね!去年だったかな。いつも閉まってるお母さんの部屋のドアが空いてたのね!で、お母さんいなかったの。も~その時の私、分かるでしょ?きゃーっ、今がチャンスよ‼️‼️
って部屋に入って匂い嗅ぎまくってたら
「あー‼️あきちゃん、ダメでしょ‼️いつも入らない賢い子なのに、見てなかったら入るんだ。そーか。あきちゃん、ダメだなぁ」
って嫌味言われながら抱っこで強制撤収させられました。はぁ。。。
それ以降、まあ絶対入っちゃダメっていう約束は守ってるんだけど、ここにお父さんが登場するのよね。休日の朝、寝坊なお母さんをお父さんが起こしに行くとき、時々部屋の外から私、見てるんだけど、
「あきちゃん、おいで!ほら、一緒に起こして!」
って悪魔の囁きをするの。そうするとお母さんからはこんな言葉が飛んでくるの。
「あきちゃん、だめよね。分かってるもんね。あきは。賢いもんね~」
賢い私は、お母さんには逆らっちゃダメな法則に従い、絶対はいらないの!なのにお父さんがしつこいの‼️
「あきちゃん、ほらおいで。あきも来たいよね?おいで、ほらおいで!」
悪い大人よね~。グッと我慢の子の私を何度も誘惑するのよ。ひどい時なんか、抱っこして空中で入室させられるし!
でも、気になってるから抱っこされながらキョロキョロしちゃうんだけどね。
そんなバカな親の攻防に巻き込まれながら、ここ3ヶ月私はお母さんが足りない!って思いながらも我慢して過ごしてました。
今はもう、勉強しなくて良くなったらしく、日常に戻ったんだけどね。
庭で追いかけっこでしょ、ボール投げでしょ、テレビ見てるお母さんの隣で昼寝でしょ。お母さんもそうらしいけど、私もホッとしました。
さて、そんな私の日課は家の前の道路監視!
おじいちゃんの部屋が表の道路に面してて、障子の外が道なのね。なので、私は障子を私用に3マス破いてやりましたよ‼️ふふふ。
視界良好!しかも、私が見やすいようにちゃんとお立ち台?も用意されてるの。本当はお立ち台じゃなくて将棋盤っていうらしいんだけどね。おじいちゃんの将棋盤が窓辺に置いてあったから、そこに前足を乗せて外を見ると見晴らしが良くて丁度良いんです♪
私の朝は早くて日の出と共にパトロール開始。寝てるおじいちゃんを邪魔しないように気をつけてるんだけど、早朝散歩してる犬が通ると、どうも声が漏れ出てるそうで、おじいちゃんから
「うるさい!寝られんだろ、あき!」
って怒られてます。仕方ないよね、パトロールだもん。
特に知り合いの犬が通ると我慢できないの。
じゃあ、今日はこの辺で。またね!