犬だって語る -6-
皆さんお久しぶりです。あきです。お元気ですか?
久々なのでちょっと自己紹介をしますね。私はあき、4歳の柴犬です。最近犬のお母さんに似て顔が白くなってきたせいか、散歩中に初対面のおじいちゃんから「顔が白い。何歳?年でしょう」
なんて失礼な事言われましたが、4歳です!!
顔が白いのは年とって白くなったんじゃなくて、遺伝なの!お母さん似なの!!
ところで、今年の冬って寒いですよね?ね?寒いよね?
今年に入ってから毎朝の散歩はお父さんが連れて行ってくれるようになったんだけど、お母さんと行くより出発時間が早くなったのね。だからすっごく寒いの!
私、こたつとヒーターが大好きな寒がりなので、
「あき、散歩行くよ!」
ってお父さんが声をかけて来てもヒーターの前から移動したくない訳。
「あきちゃん、散歩!」
は~。暖房がついてないおじいちゃんの部屋で寝て、冷え切った体にヒーターの風が染みる!最高!!ってなってるのに、お父さんは
「散歩!散歩だよあき!」
って呼ぶの。でも無視してるとヒーターでぬくぬくしてる私のところまでわざわざ迎えに来るの。
「ほら、散歩!」
しぶしぶ立ち上がって玄関に行くんだけど、やっぱり寒い!!
「あきちゃん。何震えてるの?」
自分でもびっくりするぐらい、体がガタガタ震えるのよ!!
「あきちゃん、犬なのに。毛皮着てるのに、そんなに震えて(笑)」
笑わないでよ!寒いの!!って文句を言うんだけど、私から出てくる言葉は
「ワンワン!ワン!」
ワンしか言えないし!!!
「あき、ほら行くよ!」
「ワンワンワンワン!!」
必死に抵抗するも最後には折れてリードをつけられて外へ。
でも寒いから、公園に下りたら速攻でトイレを済ませて、家を目指して一目散に速足!!!これがここ最近の私の朝の散歩なんです。
「あれ?あきちゃんもう帰ってきたの?」
帰るとお母さんがちょっとあきれてこういうのももう日課。
「あっという間に帰ってくるから、朝ごはんまだできてないよ」
は~寒かった。とにかく、ヒーターヒーター。
冬はこたつとヒーターに限るよね。
「あきちゃん。あなた暖かい場所にずっといるから冬毛になってないんじゃないの?」
何を言われても、寒いものは寒いの!だって体が震えてるんだから本当だもん。
早く春が来るといいなと思いながら今日も私はぬくぬくな部屋でのんびり昼寝をしています。