柴犬あきとの生活 66
目を離さない!
あきはボール遊びが大好きです。持ってくる、投げてもらうの反復運動を毎日、毎日、毎日毎日!!!飽きることなく続けています。
『投げて!』と持ってくるのに、持ってくるとボールを離さない。ボールを噛んだまま腕に巻きついてくるのがお気に入り。毎回毎回、彼女のホールドに付き合うこちらはなかなかの体力を要します。しかし、自分の体重と力に対する自覚があるはずはなく!ひたすら、『投げて!!!』の日々なのです。
さて、そんなあきがボールを離した後、ただ投げるのも芸がないなぁと思い、ボールを投げるふりだけしてボールを隠す、という遊びを始めました。投げてくれた!と思って投げた方向に飛び出して、でも『あれ?』と首を傾げたあきがこちらを向いて『え?投げたよね?ボールないよ!!!』となっているところに
「あれ?あきちゃんどうした?」
とちょっとからかってからボールを見せると、怒るなんて事はなく、またいつ投げもらっても取りにいけるように構えるのです。先代ナナは同じことをされると『もう!!騙した!!』って飛び掛かって来たのに、あきちゃんは素直です(笑)追いかける事が一番の目的なのでしょう。やっぱり猟犬。
しかし、この「投げたふり」を何度か繰り返しているうちに、あきは投げ終わるまでボールから目を離さなくなりました。
今も片足を上げて飛び出す用意をしながらボールを見つめています。
ボールを正面に持って来ても姿勢は崩さず
じっと待っています。
ボールを下に持っていっても
右に持っていっても
片足を上げて構えています。当然、投げると急いで取りに行きます
そして持ってくると離さない!
しばらく取り合いっこした後、きちんとおすわり。
ボールを右に動かすと顔もついて来ます
もっと右に動かしても
騒ぐことなくじーっと観察。
左に動かしても大人しく観察。
あきちゃん、我慢がいいね。
絶対に目を離さないのね。狙った獲物からは目を離さないという事ですか?
では、投げるよ。えい!
投げた瞬間脱兎のごとく飛び出します。
もっとゆっくりでいいのにすぐに元の場所へ(苦笑)
そして投げて欲しいのにボールを離さない
「あきちゃん、離さないと投げないよ?」
「ほら、ちょうだい」
そしてまた構えるあき。
今や、あきの目を盗んで投げたふりをするのは難しそうです。
流石柴犬、抜かりない‼︎