柴犬あきとの生活 131
抜糸までの1週間
あきが避妊手術を受けたのは3月10日。1週間後の抜糸まで散歩はやめておきましょう、ということになってから2日目。3月12日のあきです。
退屈しきって、荒れ気味に見えます。
手術から2日目の傷口は、とても綺麗に回復しています。
先生が糸をきれば簡単に抜糸できますよ、と言ったのはこの黒い糸です。見ると私でも切れそうですが、怖くてやはりそんなことは出来ません。。。
傷口を舐めることは無くなりましたが、傷は気になるようで眺めています。
手術から4日目。相変わらず退屈でかまって欲しいあきは、ピアノを弾く私の足の上に乗っかっています。
正直、足の上に乗っかられてはペダルが踏めません。ボール、キリンも持参中です。
私が相手をしないでいると、今度はピアノのそばに置いていた、小さくなってしまったので今はおもちゃ入れにしている旧ベッドに、無理やり入り込みました。
小さなベッドに無理やり入ったので、ベッドのバランスが崩れて床から浮き上がっています。
「あきちゃん、よく入れたね」
ぎゅーぎゅーなのにしっかりパグ犬のおもちゃまで持ち込んでいます。なぜ窮屈なベッドに入ってみたの?あきちゃん。
手術から5日目。退屈な日々に諦めが出てきました。
ピアノの練習を始めた私にかまって、かまって、とおもちゃを持ってくることもなくなり、足元で眠っています。
ピアノの椅子に座っている私から見ると、こんな風に見えます。
全く目を覚ます様子はなく、どんどん眠りは深くなって行きます。
ぐっすり眠ったあきは、ペダルを踏む私の足が触っても全く気にせずこんこんと眠り・・・尻尾に触れても反応無しです。どんだけ眠いんだか。
そして、ついにはこの状態に!見事な仰向けです。
ペダルを踏む私の右足が動いて、あきのお尻も上下しているのに全く意に介さずお腹を出してぐっすり眠る。。。うーん。。。「油断」を体現したようなこの姿。無防備すぎる!!
ピアノの練習が終わると、すぐに甘えにやってきます。
こたつの前に座った私にくっついてまどろみ中です。
この甘えたな顔!
親バカを自覚していますが。。。可愛いっ!!!
手術から6日目。朝からあきはダラーっと夫の座椅子で寝ています。
お尻が座椅子で、頭が床。よくあきは、このポーズを取ります。頭が低い方が気持ちが良いのでしょうか?
そしてそのままずるずると座椅子から滑り落ちて、落ちた姿のまま、またまどろむ。
遊んで、遊んで!と来られるよりは楽でいいですが、かなりの自堕落っぷりです(苦笑)
今度はこたつに潜り込み、顔だけ出してこの表情。
『何か文句あるの?』
と言い出しそうなこの表情。いえいえ。寝ててください。
その夜。うたた寝を始めた夫に絶妙な格好で顎を乗せて一緒にうとうと。
夫は床であきは座椅子、と言ういつものパターンです。
いつの間にボールまで持ち込んだのやら。二人してぐっすり居眠り中。
手術から7日目。遂に1週間が経過しました。
あきのお腹はバリカンで刈られた部分に随分毛が生えてきました。
刈られたラインがくっきりだったのに、随分緩和されて来ています。
そして、退屈しきっていたあきを今日、漸く散歩に連れて行ってあげられます。
「あきちゃん、お出かけよ!」
手術の日以来の車に乗ってのお出掛け。当然あきは最高レベルの警戒中。
「あきちゃん、出発しますよ?」
『ものすごく、嫌な予感しかないんですけど。。。また私酷い目にあうんじゃないんですか?』
怯えモードのあきを車に乗せ、我々は掛かりつけの獣医さんに向けて出発しました。