柴犬あきとの生活 200
犬のいる生活 ~柴犬あきとの1年を振り返って~
遂に!「柴犬あきとの生活」が200回目を迎えました!!✨
読んでくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
200回を記念して、今回はあきが家族に加わってからこの1年の変化を書いてみようと思います。
100回目の時には「柴犬の子犬を飼うという事」を書きました。
uretano-shibainu.hatenablog.com
今読むと、赤ちゃんの頃のあきは本当悪かったなぁと(笑)思います。未だにまだまだ子供子供していますが、昔に比べると少しは落ち着いて来ました。
では、あきがもたらした変化をまとめてみようと思います。
🔹笑顔が増えた🔹
もともと仲の良い家族でしたが、あきが来てから彼女を見て笑ってる時間が家族全員増えました。劇的変化があったのは父です。
7年前に母が他界し、喪失感を抱えていた父が、あきの登場で本当に元気になりました。日中あきと父は良く笑ったり怒ったりしながらじゃれあっています(笑)二人でアイコンタクトと言葉で会話しています。あきは遊んでくれないと、「アウーッ!!」と文句をよく父に言っています。その様子がおかしくて、ゲラゲラ笑っている父をよくみます。
又、時折彼女は父の隣に座って、背中とか耳とか撫でてと催促しています。
とにかく二人は仲良しなのです。
そして外出から戻った時、大歓迎してくれるあきには、家族全員メロメロです。ご飯をじっと待つ姿にも、その可愛さに全員頬が緩みます。
犬と人が見つめ合うとき、幸せホルモン、オキシトシンが分泌されるそうですが、間違いなくあきも大人たちも互いに出てると思います。
🔹規則正しい生活になった🔹
これまた父が一番該当してます(笑)
あきは日の出とともに起きます。あるひどい雷の夜、その音が怖くてあきが泣き叫んでいたら、父が自室に連れて行きました。それ以来、あきは毎晩父の部屋で寝るようになったのです‼️もう、甘いんだから‼️先代の犬は、寝室に入れて一緒に寝たことなんかありませんでした。でもあきは毎晩寝起きを共にしているのです。
というわけで、父は毎朝あきに散歩をせがまれ起こされます。彼女が来るまで朝は9時ごろまで寝ていた父が、毎朝早朝に起きて散歩に行くんです‼️もう、どれだけ可愛がってるんだか‼️
そして、朝が早いので就寝も早くなりました。
何て健康的な生活!
🔹運動不足が解消された🔹
あきは「我が家のトレーナー」と呼ばれています。何故なら、散歩で我々を日々鍛えているから‼️
その情け容赦ない早歩き‼️夫が相手の時には常に小走り‼️全く躊躇しない土手登り‼️散歩がこんなにハードだったとは!!!です。
足の筋肉が衰えつつあった父は、おかげで良く歩けるようになり、体が活性化したそうです。筋力もアップしたと話しています。最近では坂道で息切れしなくなってきたとか。
一時は1回の散歩に1時間を要求してきたあきですが、最近は庭に出て走り回れるようになったので、父担当の朝45分、私担当の夕方30分の散歩で納得するようになりました。毎回うちのトレーナーは張り切って我々を鍛えています。歩幅は私たちより狭いはずなのに、早回しして見えるぐらいにタッタッタと歩いて我々を早歩きの世界に誘います。
🔹共通の話題が増えた🔹
散歩でこんなことがあった、今日こんな事があきはできるようになった、こんな悪さをした、賢いところを垣間見た、などお互いに報告し合っています。あきが赤ちゃんの頃は、躾について良く話し合っていましたが、全員であきを飼っている、という認識ですので、話題に事欠きません。
🔹地域の人との繋がりが増えた🔹
犬を連れて散歩に出ると、自然と他の飼い主さんと知り合いになります。ママ友ならぬ、犬友です。挨拶したり、犬の情報を交換したりしているうちに名前はお互い知りませんが、顔見知になります。最初は犬の話題から、次第に居住地域の情報も入ってくるようになりました。
今では、私は複数の人から「あきちゃんのお母さん」と認識されています。
🔹自分の住む地域を再発見🔹
散歩に行く様になってから歩く速度で自分の街を見る様になり、いろいろな変化に気づきました。住人が減ったとか、手すりがついている家が多く高齢化が進んでいるとか、散歩して足を鍛えているお年寄りが多いとか、うちと同じ様な二世帯住宅も結構あるなとか、色々気づきがあります。
子供の頃は基本は徒歩でしたが、大人になってからは車でどこにでも行く様になってしまい、この感覚を失っていました。歩くスピードは、いろいろな発見があって面白かったんだと、改めて気づかされたのです。
散歩が飽きない様に、時々よくわからない路地に入ってみたりするのですが、これもまた発見があって面白いです。あきをお供に連れていると、なんだか安心感もあり、彼女も来たことのない場所は楽しそうなので、時々冒険しています。
🔹季節の移ろいに敏感になった🔹
日の出とともに目を覚ますあきのおかげで、父は日の出の時間をしっかり把握する様になり、夕方の散歩担当の私は、日の入り時間を把握する様になりました。そして、公園を歩いていると植物の変化を観察することになります。花が咲くのを待つ、植物の成長の速度に驚く。暑い、寒い、雨、雪、風。自然を体感する日々となりました。
🔹庭が整備された🔹
あきが来るまで、あまり整備されていなかった我が家の庭が、あき用ドッグラン計画が出てきてから、見違える様に整備されました!
必要とされると物事は一気に進むものだなぁと実感しています。
🔹家族全員での外食が減った🔹
あきが来るまで、結構家族3人でよく週末に外食をしていましたが、あきがお留守番が苦手な事と、近くに美味しい店がない事もあり、極端に外食が減りました。3人揃って外食というのは、この1年で3回ぐらいしかないと思います。
でもそれは、あきの為に我慢している、というのではなく、あきが一緒なのが楽しいからなんだろうなぁと思います。全員、外食の必要性を感じなくなったというか(笑)なんだか家で充分楽しい、そんなところでしょうか。
🔹あきは色々な事が良く分かる様になった🔹
私たちが毎日よくあきに話しかけた結果だと思いますが、彼女は随分日本語を覚えました。
「ご飯」「おすわり」「お手」「おかわり」「ふせ」「もっとふせ」「待て」「おいで」「Stop」「Go」はもちろんのこと「ボール」「お腹すいた?」「庭」「二階」「一階に下りる」「おやつ」「グリニーズ」「雨」「ねんね」「おやすみ」「お留守番」も良く分かります。寝る前にペットシートでおしっこをさせるのも、「おしっこしなさい」で通じますが、これはなかなかしません(苦笑)
どの単語も聞き逃さないので、不用意に「庭」とか言ってしまうと、庭に出る窓にパッと駆け出して『出して!!』とこちらを振り返ります。
それから「雨だと散歩にはいけない」というのも良く分かる様になりました。先日、父がこんな話をしてくれました。
あきはいつも日の出と共に目が覚めます。でも、父は7時にならないと起きてくれないので、それまでは窓の外を見て、時間を潰しているそうです。
(その窓ですが、窓の障子を一枠破いて「マイ監視窓」にしたのはあきです)
そんなある日。いつもなら朝、目覚めて手を舐めて散歩に連れて行ってと言いにくるあきが、7時になっても何もしに来ない。どうしたんだろうと思って確認すると雨が降っていたそうです。雨だと起こしに来ないのです。
そして、8時になり、ご飯をあげたところ、いつもなら喜んで食べるのに何故か食べない。おかしいなと思って外を見たら、雨が止んでいた。「ご飯より先に散歩!」という事だったそうです。驚いたよ、と嬉しそうに笑っていました。
もちろん、散歩の後は一目散にご飯、ご飯でしたが。
その他にも、随分我が家のルールを色々覚えました。例えば、私の部屋には絶対に入ってはいけないとか(笑)ものすごい自制心で我慢しています。本当は入りたくて仕方ない様ですが、私の目があるとドアが開いていても、そのギリギリのところでじっと私を見ながら待っています。でもそれは、私が居るからこその自制心で、たまたま私がいない時にドアが開いていたら、急いで部屋を探検していました。怒られる事、怒られない事をよくわかっているのです。
散歩から帰ったら足を拭かないと家に入れないというのも覚えました。
彼女なりにルールを理解し、マイルールも作りと、1年前に比べると本当に日々の生活が楽になって来ました。
とはいえ、まだ1歳と3ヶ月。散歩をしていると、他の飼い主さんからは
「まだ子供ね」とか「若いね」と言われています。いろいろなことに興味を持って、興奮するので若さがダダ漏れている様です(笑)
2歳になるとちょっと落ち着くわよ、ともよく言われます。さて、あきはこれからどんな2歳になるのか。
これからがまた楽しみです♪